字幕をつけることで動画は観やすくなり、観やすい動画には固定の視聴者がつきやすくなります。動画制作時に字幕の必要性は把握していても、文字起こしには手間がかかるため、なかなか実施できていない方も多いのではないでしょうか。
本記事では動画の字幕作成に欠かせない文字起こしについて解説。動画の文字起こしにおすすめのソフト・サービスとその選び方も紹介します。
- そもそも文字起こしとは?
- 動画用の文字起こしソフトの選び方
- 動画の文字起こしにおすすめのソフト
文字起こしとは?
文字起こしとは、動画や音声で話している内容を聞き取り、テキストとして書き起こすことです。動画に字幕をつけたりインタビュー記事を書く際の下地を作ったり、さまざまな目的で文字起こしが行われています。
話者にもよりますが、人が話すスピードはそれを聞き取りタイピングする速度よりも速いです。基本的には音声の再生スピードを下げて文字起こしをすることになりますが、スロー音声は慣れていない人にとって聞き取りづらく、再生速度の調整や巻き戻しも多発します。
そこで役立つのが文字起こし用のソフトウェアやサービスです。文字起こし対象の動画の音声を自動でテキスト化できるのはもちろん、アプリによっては動画にそのまま字幕をつけられます。
アプリの文字起こし精度には限界があり、細かな修正は人がしなければなりませんが、それでも文字起こしにかかる時間と負担を大幅に軽減できます。
文字起こしソフト・サービスの選び方
文字起こしソフト・サービスはそれぞれ適した用途や文字起こしの精度、機能などが異なります。どのように文字起こしソフト・サービスを選べばいいのか、3つの比較ポイントを紹介します。
文字起こしの目的
まずは何のために動画の文字起こしをするのか、目的と用途を明確にしましょう。たとえば動画に字幕を付けるのが目的なら、文字起こししたテキストを自動で字幕にする機能のあるソフトが適しています。
私用や社内用の動画なら文字起こし精度はそこそこでも問題ないかもしれませんが、動画サイトに公開したり社外に向けた資料を作ったりするなら、高精度なソフトがおすすめです。
文字起こしの精度と速度
目的や動画の用途を軸にソフト・サービスの候補を洗い出したら、それぞれの文字起こしの精度と速度を比較しましょう。
ソフトごとに文字起こしの精度も速度も異なります。最近はAIを搭載した文字起こしソフトも多く、専門用語があまり出てこない音声であれば、人間と遜色ないレベルで正確にテキスト化できるものも。
精度は口コミや評判、そのソフトに使われている技術などから確認できますが、トライアルや無料プランで実際に文字起こしさせてみるのがおすすめです。文字起こしソフト・サービスには数十分程度の音声を無料でテキスト化できるトライアル付きのものも多いので、積極的に使ってみましょう。
議事録作成や大量の文字起こしが目的なら、文字起こしにかかる時間にもこだわりたいです。特に議事録作成のために文字起こしをするなら、会議の最中にリアルタイムで文字起こしできるものが便利です。
機能と価格のバランス
文字起こしソフト・サービスには、議事録作成をサポートしたり文字起こししたテキストの共有用URLを発行できたり、便利な機能が付帯しているものもあります。動画の文字起こし用であれば、最低でも起こしたテキストを自動で字幕化し、動画に挿入する機能があると便利です。
ただ、機能が豊富なソフトほど料金も高くなる傾向にあります。必要な機能を見極め、費用対効果の高いソフトを選びましょう。