ヴィッセル神戸は今月11日に行われた明治安田J1リーグ第13節セレッソ大阪戦で、元日本代表FW大迫勇也やMF山口蛍らのゴールにより4-1と快勝。しかし、一部サポーターによる試合後のSNS投稿が炎上。「マナー違反」「違反行為」といった批判や指摘が相次いでいる。
ヨドコウ桜スタジアムのアウェイゴール裏にいたとみられる神戸サポーターのひとりは、試合後にサポーターの仲間とともに土足で椅子に足をかけたり、立ったりしながら勝利を祝福。その時の様子をX(旧ツイッター)に投稿していた。
この投稿に対して、Jリーグファンなどから「マナー悪い」「椅子を土足で踏むのはダメ」「やって悪いことも分からないのか」「スタジアムに来ている子供がこれを見てどう思うのか、考えるべき」という声が。一部のC大阪サポーターからは「C大阪の運営スタッフに迷惑かけている」「二度とヨドコウに来ないで」という声も飛んでいるほか、当該サポーターの処分を求める意見も湧き起こる中、14日7時時点で当該投稿は削除されている。
C大阪公式サイトに記載されている「ヨドコウ桜スタジアム観戦マナー」によると、椅子に立ち上がっての観戦は禁止事項のひとつとして定められており、一部の神戸サポーターによる行為は禁止事項に抵触する可能性が考えられる。
サポーターが土足で椅子の上に立つ行為と言えば、昨年5月7日にトランスコスモススタジアム長崎で開催されたJ2第14節のV・ファーレン長崎対東京ヴェルディが記憶に新しい。この一戦では、東京Vの一部サポーターが靴を履いたまま椅子の上で立って応援しており、後半13分ごろにインターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像で捉えられたことで話題に。東京Vは長崎戦4日後、「観客席の上に立っての応援」「禁止エリアでの特定の応援行為」「スタジアム最前列の手すりを跨いで身を乗り出す行為」があったとして、試合当日に厳重注意を行ったと声明を発表していた。