日本代表DF伊藤洋輝所属のブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトは、今年夏に日本ツアーを実施。すでにサンフレッチェ広島や京都サンガとの対戦が決まっているが、MF原口元気が帯同しない模様。英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版が今月13日、今季限りで原口のシュツットガルト退団が決定的だと報じている。
同メディアはブンデスリーガ最終節のみを残す中、シュツットガルト所属選手の去就を特集。原口ら3選手について「今年6月に契約満了を迎えるが、契約期間は延長されない」とリポート。MFマフムド・ダフードはレンタル移籍期間満了に伴い、MF三笘薫所属のブライトンへ復帰する見込みだという。
また伊藤の去就については、シュツットガルトの地元紙『シュトゥットガルター・ツァイトゥング』が今月9日に「今季の好調ぶりや契約解除条項の存在により、すでにプレミアリーグ所属クラブから関心を寄せられる可能性もあるが、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントにとっても興味深い存在だ」と伝えていたが、『スカイスポーツ』は移籍の可能性に触れていない。
原口は昨年1月にウニオン・ベルリンからシュツットガルトへ完全移籍。同年3月末まではリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場も、セバスティアン・ヘーネス監督が就任した4月以降は出番が激減。今季はここまで公式戦2試合の出場にとどまっており、以前から構想外と報じられていた。
一方、原口本人は今年3月に日本サッカー協会(JFA)の企画として育成年代の選手と対談。U16日本代表DF酒井舜哉(大宮アルディージャU16)の「(ドイツへ)2年後くらいに行きたいです」という言葉に対して、「(ドイツに)全然まだいると思うよ」と欧州でのプレー続行を宣言している。以前から一部で浦和レッズ復帰を期待する声も挙がる中、欧州クラブからオファーが届くかどうか注目が集まる。