日本代表MF守田英正はスポルティングCPの中心選手として、ポルトガル1部リーグ優勝に大きく貢献。ただ一方で、契約延長交渉破談の可能性が報じられている。
守田は川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、2022年夏にスポルティングへ完全移籍により加入。今季もここまでリーグ戦28試合でプレーするなど、中盤に欠かせない戦力として活躍。ただ先月16日の第20節延期分のファマリカン戦から4試合続けてスタメン落ち。チームが今月4日の第32節ポルティモネンセ戦後にリーグ優勝を決めると、同選手は11日開催の第33節エストリル戦でスタメン復帰を果たしている。
以前から契約延長の可能性が取り沙汰されている守田。ポルトガル紙『レコルド』は先月11日、両者が今年2月から交渉を進めた結果、2026年6月から2年間の契約期間延長で合意に達したと報道。ルベン・アモリム監督から高評価を受けているだけに、現地では今夏残留は濃厚との見方が広まっている。
しかし、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月11日に「守田は、スポルティングから早期の契約延長を望まれている選手だ」とした上で、「契約延長交渉は暗礁に乗り上げている」とリポート。同選手の年俸額について「現在は50万ユーロ(約8400万円)と、他の選手と比べて中級レベルだ。もし契約延長すれば、80万ユーロ(約1億3400万円)近くになる」と伝えている。また、契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられる見込みだという。
日本代表でトップクラブの能力を持つ守田だが、年俸額では他の代表選手よりも大幅に低い模様。アーセナル所属DF冨安健洋は今年3月に契約延長したが、「ABEMAスポーツタイム」は同選手の年俸が10億円以上と伝えている。また、イタリアメディア『トゥットメルカート』は今年2月末に「鎌田大地の年俸は300万ユーロ(約4億9000万円)であり、ラツィオで3番目の高給取りだ」とリポート。フランス紙『レキップ』はFW伊東純也(スタッド・ランス)の年俸が120万ユーロ(約1億9600万円)、MF南野拓実(ASモナコ)の年俸が276万ユーロ(約4億5400万円)と報じている。それだけに、日本のサッカーファンからはネット上で「守田の年俸は低すぎる」「もっと評価されるべき選手」「高額年俸を求めて移籍するのも選択肢なのでは」といった声が挙がっている。