「運転しているうちに慣れる」と説得されたものの…
サイズが大きい車であっても、『乗っているうちに慣れる』という意見はしばしば耳にします。営業トークとしても頻用されるフレーズですが、実際のところはどうなのでしょう。
「それまではコンパクトミニバンに乗っていたのですが、夫の希望で3列シートのSUVに乗り替えました。私は昔から運転に自信がなく、試乗のときから『こんな大きいの運転できない』と主張していたのですが、夫も営業スタッフも『運転しているうちに慣れる』と繰り返し説得してきたんです。
私自身もデザインは気に入っていたので、半信半疑のまま契約して、正直今は後悔の方が大きいです。案の定、納車から1年で3回もぶつけてしまい、そのたび夫から『そんなセンスないとは思わなかった』みたいに嫌味を言われ、『そっちがゴリ押ししたんじゃん』と言っても、無視して不機嫌を態度でアピールするばかり。
駐車場もいちいち大変だし、勝手に買い替えてしまおうかと毎日思っています」(40代女性)
もちろん長期にわたって同じ車を運転していれば、少しずつ大きさに慣れていく面はあるでしょう。しかしそもそも乗る頻度が少なかったり、もともと運転に苦手意識があったりする場合には、「慣れ」だけではどうにもならない部分も大きいと考えられます。