2024年第1四半期(1〜3月)のメーカー/ブランド別米国新車販売は、GMが59万4223台でトップだった。昨年同期のGMは60万台を超えたが、今年は1.5%とやや減少した。キャデラックのBEV、リリックは5800台を販売し、メルセデスやBMWなどラグジュアリーブランドの競合車の中で最多販売だったとGMはレポートしている。リリックは米国のインフレ抑制法(IRA)が定める優遇(7500㌦)の適応対象だ。

2024年第1四半期・米国新車販売データ発表。トップはGM
(画像=▲キャデラック・エスカレードV、『CAR and DRIVER』より引用)

 前年同期比20%を超える大幅増を記録したトヨタは、トップのGMに約3万台差に迫る。トヨタはHEV、PHEVの販売が好調。たとえばRAVはハイブリッド+PHEVの販売台数が前年同期の2万5049台から6万5642台に伸びた。RAV4シリーズの電動車の比率は52.6%に達している。

2024年第1四半期・米国新車販売データ発表。トップはGM
(画像=▲トヨタRAAV4、『CAR and DRIVER』より引用)

 トヨタ全体の電動車販売台数は17万7778台で、前年同期の10万793台から76.4%の伸び率になる。電動車シェアは36.6%で、前年同期比11.3ポイントの増加である。

 テスラは市場別の販売台数データは未公表だが、今年第1四半期の生産台数は43万3371台で、38万6810台を販売。前年同期は44万808台/42万2875台だった。

2024年第1四半期・米国新車販売データ発表。トップはGM
(画像=▲2025年モデルとして発表された新型トヨタ・カムリ、『CAR and DRIVER』より引用)

 昨年、「テスラ以上の電動車メーカーに成長した」と話題になった中国のBYDは2024年の第1四半期にBEVを30万114台、PHEVを32万4284台販売したと発表している。

2024年第1四半期・米国新車販売データ発表。トップはGM
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

Writer:カー・アンド・ドライバー編集部 Photo:カー・アンド・ドライバー編集部/提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ