小学校でプログラミングが必修となり、日本でもSTEM教育に注目が集まっている。STEMは「Science、Technology、Engineering、Mathematics」の頭文字。このSTEM分野で重要となる科学的思考を養えるSTEM玩具が世界的にも好調だ。
SkyQuestの報告によると、STEM玩具の世界市場規模は2023年に56.6億米ドルと推測された。今後はCAGR8.9%で成長し、2031年には112億米ドルに到達する見通しだという。トレンドとしては、没入感が共通するARとVR機能の搭載およびサステナブルかどうかがポイントとなっているそうだ。
ワイヤレス磁石ブロック「ioCube BricksGo」
今後も市場の伸びが期待されるSTEM玩具の一例が、組み立て・光らせ・動かして遊べるワイヤレス磁石ブロック「ioCube BricksGo」だ。現在クラウドファンディングサイトKickstarterにてプロジェクトを実施中。残り20日あまりの時点ですでに目標金額の1.7倍近い資金を集めている。
ioCube BricksGoのブロックは2×2×2センチの大きさ。ブロックのすべての角に付いているマグネットで最大5個までつなげることができる。電源パネルの上に通常ブロックを積み重ねて舞台を作ったら、動くブロック「パワーブリック」と光るブロック「ライトブリック」でアクセントを加えられるというもの。
「マインクラフト」を思い起こさせる通常ブロックの種類は12種類。レンガや草地、水面、木などを表すブロックで森やダンジョンを作ることができる。
14センチ四方・厚さ2センチの電源パネルは、ioCube BricksGoの心臓部とも言われる重要なパーツ。ワイヤレスで「パワーブリック」を動かし「ライトブリック」を光らせる。5V1AのType-C充電器につなげたパネルにブロックを近づけるだけで、命が吹き込まれるという。 パワーブリックには回転するタイプと直線的に動くタイプの2種類がある。「パワーリング」の中にパワーブリックを置けば、障害物を避けて動き回るように。表面に好きな絵を描いてカスタマイズしてもOKだ。 パワーブリック以外は他のブロックとつなげられるので、通常ブロックにライトブリックを組み合わせることも可能。ライトブリックは赤・黄・緑・青の4色に光るようになっている。 自身の手先と想像力を使って遊べるioCube BricksGoは、ビデオゲームでは味わえない刺激が得られるだろう。クラファンプロジェクトでは約1万円からリターン購入が可能で、購入者にはioCube BricksGo1箱につき特典のゲームカード2枚が付いてくる。