小泉文明社長 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズは今月12日に行われた明治安田J1リーグ第13節の東京ヴェルディ戦で、FW鈴木優磨らのゴールで3点リードも引き分け。勝ち点2を落とす結果に小泉文明代表取締役社長が落胆する中、『株式会社メルカリ』の経営を巡り、『株式会社ZOZO』の元執行役員である著名ユーチューバー田端信太郎氏と鹿島サポーターが批判の応酬を繰り広げている。

 田端氏は今月7日にXで「アントラーズは、2年連続で最終赤字ですよ。小泉さんは、そんなアントラーズの代表取締役社長で、株価クソ低迷の続くメルカリの取締役ですよね?」「メルカリが、2019年7月に、アントラーズの経営を引き継いでから、4年。2020年以降、かつての名門が、なんのタイトルも取れず、戦績も低迷」と非難。

 メルカリの株を3万株保有している株主の立場から「経営は2年連続で最終赤字。メルカリがアントラーズやって、何か良いことありました? ガバナンスどうなってんの?」と追及すると、『株式会社LDH』(ライブドア)の創業者であるホリエモンこと堀江貴文氏が「やばい笑アクティビスト正論すぎる」と反応。一方、茨城県鹿嶋市に店を構える『株式会社丸三老舗』の7代目店主は、Jリーグ創設元年からの鹿島サポーターという立場のもと「単なる営利目的の事業として考えてるなら、そもそも鹿嶋みたいな片田舎のサッカーチームなんか買ってないですよね」と言葉を返していた。

 メルカリのクラブ経営を巡り、様々な意見が湧き起こる中、鹿島は東京V相手に追いつかれてドロー。試合後、田端氏は丸三老舗の投稿に「メルカリの株主は赤字に迷惑してます」と反論。これに丸三老舗の店主は「当方もメルカリの株主ですが、長い目で応援してますよ。主語大きくしないで下さい。そこまで仰るならSNS上なんかでグダグダ言わず、もっとたくさんメルカリの株買って株主提案権のもとで発言なさってみては?」と批判。「そこまでメルカリがやってることが気に入らないなら、サッサと株手放せばいいのに」「自分の飯の種(炎上)の燃料のために鹿島サポに絡まないで欲しいわ」などと、不快感をあらわにしている。

 なお、小泉社長はXで「今日のホーム東京V戦は3-3の引き分けでしたが、3-0から追いつかれるという酷い試合でした。本当にすみませんでした」と謝罪。「前節と同じような悪い状況が続いてるので、ここを改善しないとなりません。次節、水葉のアウェイ広島戦、そして週末のホーム神戸戦と上位陣との連戦が続きますので、引き続き応援宜しくお願いします」とファン・サポーターに呼びかけている。