菅原由勢 写真:Getty Images

 AZアルクマール(オランダ1部)に所属する日本代表DF菅原由勢(23)が、今夏にステップアップする可能性が高いようだ。

 名古屋グランパス下部組織出身の菅原は、2018年3月にクラブ史上最年少でトップチームデビュー。2019年夏にレンタルでAZへ加わり、翌シーズンから完全移籍に切り替わると、豊富な運動量と高い攻撃性を武器に今季はここまで公式戦41試合に出場して4ゴール8アシストを記録している。

 ドイツ『スカイ・スポーツ』などで記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、そんな菅原に関して多くのクラブが関心を示しており、今夏に移籍する可能性が高いという。現時点で日本代表MF三笘薫が在籍するブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)やエバートン(同1部)、インテル(イタリア1部)、ボルフスブルク(ドイツ1部)がリストアップしているようだ。

 なお、AZと日本代表DFの現行契約は2025年夏まで。推定移籍金は600万ユーロ(約10億円)に見積もられており、今夏の注目株となっているとのことだ。

 なお、同選手は 「良いクラブからオファーが届きましたが、クラブ名を言うつもりはありません。プロサッカー選手ならば、野心を持つことは当然です。クラブ幹部もそのことを理解しています」と今夏のステップアップを仄めかしている。複数クラブが目を光らせているなかで、同選手は来季はどのクラブのユニフォームに袖を通すのだろうか。