トレント・セインズベリー 写真:Getty Images

 カタール1部アル・ワクラSC所属の元オーストラリア代表DFトレント・セインズベリーに、Jリーグ移籍の可能性がある模様。同選手は中国・江蘇蘇寧在籍時に浦和レッズ移籍の可能性が取り沙汰されていたほか、カタールW杯アジア最終予選の日本代表戦でプレーしていたことにより、注目を集めていた。

 現在32歳のセインズベリーは、オランダのPECズヴォレやインテル、スイス1部グラスホッパーなどでプレーしたほか、ベルギー1部KVコルトレイク時代には日本代表DF渡辺剛とチームメイトに。2022年8月にコルトレイクからアル・ワクラSCへ完全移籍すると、カタール1部リーグで2年続けてほぼ全試合スタメン出場。センターバックの主力選手として、チームの上位躍進に貢献している。

 また豪州代表でのキャップ数は61にのぼり、2018年のロシアW杯や2019年の自国開催であるAFCアジアカップなど、大舞台で活躍。ただ、昨年9月の国際親善試合ニュージーランド戦を最後に代表戦から遠ざかっている。

 そんなセインズベリーの去就について、ジャーナリストのロレンツォ・ラポーレ氏は今月10日にXで「かつてPSVアイントホーフェンやインテルでプレーしていたセインズベリーに、日本やサウジアラビアのクラブが関心を寄せている」とリポート。複数クラブによる争奪戦の可能性を伝えたほか、「有力候補は韓国1部の浦項スティーラーズであり、彼らはチーム内最高額の給与を受け取るだけの選手だと評価している」と綴っている。

 なおセインズベリーは江蘇蘇寧からインテルへのレンタル移籍を終えた後の2017年7月に、浦和移籍の可能性が浮上。中国1部リーグ外国人選手の登録枠が削減されたことにより、出場機会を確保できないとみられていたが、韓国代表DFホン・ジョンホの登録メンバー除外もあり、実現には至らなかった。