オランダ1部アヤックスは今年3月、明治安田J1リーグ所属ガンバ大阪と3年間のフットボール戦略パートナーシップを締結。クラブ幹部が日本人選手獲得に向けて動いているという。
G大阪所属選手を獲得する可能性については、オランダメディア『フットボールトランスファーズ』が今年3月4日、アヤックスの補強ポイントが右サイドバックであることを紹介した上で「半田はオーバーラップなど攻撃面での関与はそこまでないが、ボールを奪って相手にプレッシャーをかけることができる。守備で堅実な右サイドバックだ」と、U23日本代表DF半田陸を紹介。
同選手は急性胃腸炎により、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選での出場機会が限られたが、一部ではFW浅野拓磨所属のVfLボーフム、DF板倉滉、FW福田師王擁するボルシアMGなど複数クラブの獲得候補に含まれている可能性があると報じられている。
また、アヤックスのフットボールディレクター(FD)は先月、クラブ公式インタビューで「(G大阪との)スカウティング情報の共有がうまくいけば、トップチームで一緒にプレーする日本人選手が現れるだろう」と、日本人選手獲得の可能性をほのめかしていた。
そんな中、アヤックス公式サイトが今月10日に伝えたところによると、アカデミー責任者をはじめ同クラブ幹部が来日。G大阪の下部組織やトップチームの施設を訪れたという。また海外一部の報道によると、アヤックス一行は公式戦を視察するなど、将来有望な若手選手獲得のチャンスをうかがっているという。
アヤックスはオランダ1部リーグ28度の優勝を誇る強豪。昨年夏にはVfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝を獲得する可能性が取り沙汰されたが、実現には至らず。今季は開幕ダッシュ失敗の影響が響き、来季UEFAチャンピオンズリーグ圏外の5位以下でシーズンを終えることが確定している。