横浜F・マリノスは今月11日に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝1stレグで、UAE1部アル・アインに2-1と勝利。今月26日開催の2ndレグにむけて弾みをつけたが、ネット上では同クラブの試合日程が話題に。「ACL優勝を後押ししていない」などと、Jリーグへの批判が相次いでいる。
今季J1リーグ開幕前に、ACL準々決勝で中国1部の山東泰山を下した横浜FM。準決勝では韓国1部の蔚山HDとの激戦を繰り広げる中、2ndレグでのPKの末に勝利。GKポープ・ウィリアムのPKストップが話題を呼んでいた。
一方、J1リーグではここまで4勝4分3敗と、2試合消化が多い首位ヴィッセル神戸から勝ち点10差の13位に。準決勝2ndレグから中2日で臨んだセレッソ大阪戦で2-2と引き分けると、今月3日のジュビロ磐田から連敗を喫している。
ACLでの躍進で注目を集めている横浜FMだが、リーグ戦で勝ち点を落としている原因として過密日程が考えられる。また、決勝1stレグから中3日でアルビレックス新潟とのアウェイゲームに臨むほか、日本時間26日の決勝2ndレグを終えた後には、中2日でホームに柏レイソルを迎え撃つ。
この横浜FMの日程に対して、ネット上では「ACL決勝から中2,3日でリーグ戦はキツイ」「横浜FMがかわいそう」といった声が。「Jリーグは日程変更をすべきだ」「Jリーグを代表して戦うクラブへのリスペクトがない」と、Jリーグへの厳しい意見も湧き起こっている。
なお、Jリーグの野々村芳和チェアマンは昨年5月、Jリーグ公式YouTubeチャンネルに出演した際、浦和レッズのACL優勝に関連して「Jリーグとして、日本のクラブがアジアでチャンピオンを取るっていうのは最大のミッションっていう感じだと思う。一番現実的にACL優勝を成し遂げなきゃいけない仕事の一つで、それをどうサポートするかみたいなことでJリーグってあると思う」と発言。ACL出場クラブへのサポートを明言していた。