ベルギー1部シャルルロワSC所属MF森岡亮太は、今月11日開催のプレーオフ最終戦(対KVコルトレイク)で出番なし。日本代表DF藤井陽也との日本人対決が実現しなかったが、試合前に今季限りでの退団を明言。かつてヴィッセル神戸でプレーしていた同選手は、Jリーグ復帰の可能性も語っている。
現在32歳の森岡は、2016年1月に神戸からポーランド1部シロンスク・ヴロツワフへ移籍。アンデルレヒトをはじめ欧州複数クラブを渡り歩くと、2019年1月から4年以上にわたりシャルルロワでプレー。主力選手として活躍していたが、今季は2度の負傷離脱もあり、リーグ戦23試合の出場。すでに1部残留が決まっている中、今季最終戦ではベンチで90分間戦況を見つめていた。
ベルギーメディア『SudInfo』が11日に伝えたところによると、森岡は「以前のクラブでは、退団する時にノスタルジーを感じることはなかった。試合後は少し感情的になるかもしれないが、それは僕のスタイルではない。特に肉体的にも精神的にもタフなシーズンだったからね。もっとチームに貢献し、勝ち点獲得に貢献したかった」と、契約満了による退団を明言。自身の今後について、以下のように語ったという。
「来季以降もヨーロッパに残りたいけど、今のフィジカルコンディションを踏まえると、ヨーロッパでプレーを続けるのに理想的でないことは理解している。痛みをかかえずにプレーすることはできない。日本に戻ってフィットネストレーナーを見つけて、Jリーグクラブでプレーする可能性もある。トレーナーのもとでコンディションを回復させたいけど、ヨーロッパでのプレーも続けたいね」
ここまで8年以上にわたり海外でプレーしてきた森岡には、2人の子供がいる。フィジカルコンディションで問題を抱える中、間もなく自身の将来について大きな決断を下すだろう。