ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)所属の日本代表DF町田浩樹には、プレミアリーグ(イングランド1部)複数クラブが関心を寄せている模様。今月11日、ベルギー紙『DH』が本人のコメントとあわせて伝えている。
今年1月にトッテナム・ホットスパー移籍の可能性が報じられていた町田。今季ここまでベルギー1部リーグで29試合に出場するなど、守備陣の中心選手として活躍すると、今月9日に行われたベルギーカップ決勝で決勝ゴールを挙げ、優勝の立役者に。ユニオンSGとの契約期間が2026年6月までとみられる中、今夏ステップアップ移籍の可能性が高まっているという。
ベルギーの移籍市場に精通しているサシャ・タヴォリエリ氏は先月24日、自身のYouTubeチャンネルで「複数クラブが町田の争奪戦を繰り広げている。現時点でノッティンガム・フォレストとクリスタル・パレスが有力だ。26歳の町田にとって、プレミアリーグ挑戦は理想的なタイミング。ユニオンSGは退団を容認するだろう」と語っていた。
すると『DH』は「トッテナムは昨年夏も町田の獲得を望んでいたが、今でも興味を示している。ユニオンSGは鹿島アントラーズから100万ユーロ(当時約1億4000万円)で彼を完全獲得したが、その何倍もの金額が戻ってくるだろう」とリポート。ユニオンSGの要求額が1500万ユーロ(約24億9000万円)であることも伝えた上で、「町田のプレースタイルを踏まえると、プレミアリーグでは魅力的だ」と綴っている。
また町田本人は、ベルギーカップ決勝戦後のインタビューで「メディアに僕に関する記事がたくさん載っていることは知っています」とした上で、「来季もユニオンSGに残るかどうか分かりません。まだリーグ優勝の可能性がありますし、残り試合の戦いに集中しています」と去就不透明であることを認めたという。
なお、ユニオンSGはベルギー1部上位6クラブによるプレーオフを3試合残す中、第7戦終了時点で首位クラブ・ブルッヘから勝ち点3差の3位。13日にクラブ・ブルッヘとの直接対決を控えている。