ニコ・ウィリアムズ 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)が、アスレティック・ビルバオ(同1部)に所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)の獲得に興味を持っているようだ。スペイン『スポルト』が伝えた。

 今季のラ・リーガでレアル・マドリードに優勝を許して連覇失敗に終わったバルセロナ。現時点では財政難を抱えていることから補強に乗り出せないものの、来季に向けてピボーテ獲得をプライオリティを置いており、その次点として左サイドに火力を加えたいと考えているという。

 そのなかで、バルセロナはプロフィールや年齢、金額、言語、リーガでの経験からニコが上層部から最もコンセンサスを得ているという。同選手は昨年12月にアスレティックと2027年夏まで契約延長したものの、バルセロナは継続して注視しているようだ。

 また、今季のコパ・デル・レイを制してクラブにタイトルをもたらしたスペイン代表FWはアスレティックで満足しているものの、さらなる進化を求めているとのこと。また、アスレティックは来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が難しいことがバルセロナ移籍に有利に働く可能性があるようだ。

 ニコにはプレミアリーグの複数クラブも関心を示しているが、バルセロナのユニフォームに袖を通すことに興奮しているとのこと。なお、同選手の移籍金は5000万ユーロ(約84億円)を超えるようだ。

 ガーナ代表FWイニャキ・ウィリアムズを兄に持つニコは、アスレティック下部組織出身で2021年4月にトップチームデビュー。兄同様に抜群のスピードを生かしたドリブル突破を武器に今季はここまでラ・リーガ22試合に出場して4ゴール11アシストを記録している。