名だたる名門ブランドで時計のデザインを手掛け、パテック フィリップのノーチラス、オーデマ ピゲのロイヤル オーク、ＩＷＣのインヂュニアなどの名作を生み出した時計デザイナー、ジェラルド・チャール・ジェンタ。“ジェラルド・チャールズ”は彼が２０００年に立ち上げたシグネチャーブランドだ。
ブランド名は二つのファーストネームを組み合わせたもので、ジェンタは同社のトップを３年務めた後、11年に逝去するまで、チーフデザイナーとして作品を生み出した。
(画像=プロテニスプレイヤーとエンジニアの協力のもとで開発されたスポーツライン、“マエストロ 2.0 GCスポーツ”、『Watch LIFE NEWS』より 引用)
“ジェラルド・チャールズ”のアイコンと言えるのがバロック建築の奥深い創造美から着想を得たデザインだろう。独創的なケースの造形はローマの“サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂”から着想を得たもので、教会内壁の六角形と八角形と十字形を組み合わせ、ほかでは見られない独創的なビジュアルを生み出した。
ちなみに、６時位置の丸みをもたせた造形は、ジェラルド・ジェンタが自身のポートレートからスマイルラインを取り入れてデザインしたとされている。創造性と遊び心を融合した意匠は、ジェンタデザインの真骨頂と言えるだろう。
現行モデルも、すべてジェンタのオリジナルデザインをベースに創られており、彼の愛称であった“マエストロ”をコレクション名に採用。エレガントな造形を受け継ぎながら、耐久性が強化されており、エレガントな装いからスポーツでの使用まで、幅広い対応のできるモデルがラインナップされている。
【問い合わせ先】
ジェラルド・チャールズ・ジャパン
TEL.03-5422-8087
文◎Watch LIFE NEWS編集部
