かつてアビスパ福岡でプレーしていたカメルーン代表FWジョン・マリが、中国移籍に迫っている模様。同選手はかつて梅州客家、深圳FCに在籍していた。
現在31歳のジョン・マリは、タイ1部ブリーラム・ユナイテッド、セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィサドなど複数クラブを転々と渡り歩く中、2021年3月に深圳FCから福岡へ期限付き移籍。来日1年目にリーグ戦16試合出場で5ゴールと結果を残すと、一度は退団も2022年7月に復帰。ただ、2022シーズンのリーグ戦9試合の出場でノーゴールに終わると、昨年2月にトルコ2部チャイクル・リゼスポルへ完全移籍。トルコメディア『Ajansspor』は「両者は2023/24シーズンまでの1年半契約を締結」と伝えていた。
トルコに新天地を求めたジョン・マリは、2022/23シーズン後半戦でリーグ戦11試合にスタメン出場し、6ゴール1アシストをマーク。リゼスポルの1部昇格に大きく貢献したが、今季はトルコ1部リーグ第3節以降の全試合でメンバー外。今年1月にリゼスポルからマニサFKへ移籍したが、リーグ戦6試合のスタメン出場で2ゴール。先月末以降はベンチ外が続いている状況だ。
今月11日にトルコ2部リーグ最終節が控える中、ジョン・マリ本人は中国のSNSアプリ『WeChat』で「It’s time to be back home(China):中国に戻るタイミングだ」と投稿。過去に中国でプレーしていた時の姿をアップするなど、2023/24シーズン終了を前にマニサFK退団をほのめかしている。
なお、ジョン・マリは梅州客家在籍時の2018シーズンに中国2部リーグの得点王に輝いている。古巣の深圳FCが今年、財政難により解散したとはいえ、中国でのプレーを強く望んでいるようだ。