サンフレッチェ広島の練習場を構える広島県安芸高田市の石丸伸二市長が今月10日、臨時記者会見を行い、今年7月に行われる市長選挙に出馬しない意向を表明。国政選挙進出、衆議院選挙の広島1区で岸田文雄内閣総理大臣と争う可能性に言及したほか、同市長にサンフレッチェの応援継続を願うメッセージも寄せられている。
安芸高田市公式YouTubeチャンネルでは、臨時会見の様子が全編公開。石丸氏は小中学校の給食無償化や財政立て直しなど、市長としての成果を強調したほか、「他にやらないといけないことがある」などと、不出馬の理由を説明。自身の今後について「これから先も政治家はしばらく続けようと思う」とした上で、「国政選挙に出馬する可能性は低いが、全ての選挙が対象になる」と語っている。
また同氏はX(旧ツイッター)で、対象となる選挙戦の範囲に言及。会見で衆議院の解散総選挙がある場合、広島1区で出馬する可能性があることも会見で語ったことを強調した上で、「どの局も使って下さいませんでした。それくらい真剣に広い選択肢を考えています」と綴っている。
石丸氏は昨年、MF東俊希の安芸高田市サッカー公園(旧吉田サッカー公園)に関する一部発言を巡り、サンフレッチェの仙田信吾代表取締役社長から謝罪を受け、グラウンド維持の方針を打ち出したほか、同クラブの応援投稿でも注目を集めていた。
それだけに今回の市長選挙不出馬表明を受けて、ネット上では「サンフレの練習場もある安芸高田市のことなので、個人的には石丸市長を応援してました」「どこに行ってもサンフレ愛だけは変わらないでね」「石丸市長、偉くなって『今日もサンフレッチェは圧勝した』とか言ってほしい」「石丸市長のサンフレッチェ話はずっと聞きたい」「湘南ベルマーレを応援している河野太郎さんのように、国会議員としてサンフレッチェの投稿をしてほしい」といった声が挙がっている。