ストックホルムから電車で西へ約3時間のKarlstad(カールスタッド)。ノルウェー、オスロにも車で約3時間と、意外にスウェーデン・ノルウェー国境にも近く、実は北欧旅行の中間地点としても最適な街。今回はそんなカールスタッドの市民公園を紹介します。

目次
野外博物館のような広大な市民公園
豊富な自然の中で子供から大人まで森林散策を満喫

野外博物館のような広大な市民公園

カールスタッド中心部から車やバスで約10分の緑豊かな場所にある市民公園「Mariebergsskogen(マリーベリスコーゲン)」。広大な敷地内には動物園、公園、カフェ、自然資料館、文化的建造物、ミニゴルフ場があり、家族で一日中楽しめるファミリーパーク。

春は周辺散策、夏は湖で泳いだり、秋は催し物やコンサート、そして冬はウィンタースポーツ。1年を通してたくさん楽しめ、カールスタッド市民の憩いの場として親しまれている公園です。

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

動物園Lillskogenには、牛、ポニー、豚、ヤギ、ウサギなどが。狭い檻ではなく、野生に暮らすように、草むらで自由にのんびりと暮らしています。

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ヤギの親子も人間を気にすることなく のんびりお散歩中。触りたくなるような可愛らしさです。

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

小動物がいるSmådjurshusetでは、鳥、ニワトリ、モルモット、うさぎを間近で見ることができます。

そして興味深かったのが、おしゃぶり寄付ボックス!

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

人間の赤ちゃんと同じように豚の赤ちゃんもおしゃぶりを咥えると落ち着くのでしょうか。

森を進んでいくと、歴史的建造物もありました。

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

写真の高床式倉庫のような建物は、やはり遥か昔に食べ物の貯蔵庫として使われていた建物なのだとか。他にも17世紀に建てられた建造物がいくつか残されていて、冬が長く極寒の地で暖房がなかった当時の過酷な生活が想像できます。

豊富な自然の中で子供から大人まで森林散策を満喫

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

舗装された道がとても歩きやすかった森。清々しい春、湿度がなくカラッとしたスウェーデンの夏はウォーキングに最適な季節です!

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ウッドデッキが設けられており、ベビーカーを押しながらもウォーキングを満喫することができました。晴れた日は特に気持ちよさそう!

【スウェーデン】まるで野外博物館!広大なカールスタッド市民公園
(画像=『たびこふれ』より 引用)

夏の間は、毎日ガイド付きのパークトレイン「Conrad Höök(コンラッド・ホーク)」が運行。大人50kr(3歳以下は無料)で動物園、自然資料館、森の中など広い園内を隅々まで効率的に回れます。悪天候でもスムーズに移動できるうえ、子供も喜びそうですね!!

ちなみに変わった名前の列車ですが それもそのはず。公園の公式サイトによると、その昔 森と広大な土地を所有していた人物がConrad Höökという方だったそう。子孫がいなかったConrad氏は、美しい森を守り 広大な土地は誰もが利用できる場所としてカールスタッド市への寄付を希望したのだそうです。