月刊誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』は、ニッポンの魅力、再発見をコンセプトに、日本のモノ・コト・場所・人を通して、本物で上質な日本文化の魅力を、丁寧に編集・提案する「日本の入門書」。

そんな同誌の6月号は、メインテーマは「おいしい夏酒」。5月7日(火)に発売された。

モノづくりへの情熱あふれる両ブランドのコラボブーツ

もうすぐ夏本番。冷たい酒が恋しくなる季節がやってくる。『Discover Japan』6月号はいま知っておきたい「夏酒」を特集する。

巻頭では、進化を続ける日本酒の「夏酒」最前線を紹介。東京・西麻布「EUREKA!(ユリーカ)」オーナー・千葉麻里絵氏に夏酒が生まれた背景や味わいの特徴、その楽しみ方を教えてもらう。

さらに、彼女が注目する酒蔵のひとつ、福井の「常山酒造」が醸す夏酒を徹底解剖。いま日本酒は、その土地の四季も楽しむ時代に突入している。

また、日本の夏に欠かせない、京都の風物詩「納涼床」にも注目。外で涼みながら酒を楽しむという、日本特有の夏酒文化をひも解く。

その他、酒好きの著名人が夏に飲みたい酒を語る偏愛エッセイも必読。

さらに、夏にぴったりな日本酒・焼酎・スピリッツ・ビール・ウイスキー・ワインを名酒販店が選んだ夏酒カタログは永久保存版的な価値をもつ。

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それではここからは『Discover Japan』6月号の内容を簡単に紹介しよう。

夏こそ日本酒!「夏酒」のこと、知っていますか?

日本酒における夏酒のはじまりは、約15年前。かつて日本酒は秋冬に飲むというイメージがあり、売上が落ち込んでいた夏の消費拡大を狙った施策から始まった。

当時は清涼感漂うブルーのボトルやガス感、加水の低アルが多い印象だったが、いまでは白麹を使用した酸味や、シャンパーニュを思わせる瓶内二次発酵のスパークリングなど多種多様。

千葉麻里絵氏に、いま飲むべき夏酒や、その楽しみ方についてうかがう。

日本酒は四季の飲み物です!ローカルの夏を味わう蔵へ。

日本酒には「初しぼり」や「ひやおろし」など季節を楽しむ慣習があり、四季の移り変わりを五感で感じられる酒は、世界でも稀有なこと。

福井に蔵を構える常山酒造では、同地で生まれ育った蔵元・常山晋平氏が見てきた四季の景色、空気感、旬の味覚などを融合させて酒を造り続ける。ひと口飲むと感じるその土地の景色や空気感。土地の風土はもちろん、旬も醸した酒を味わうことこそ、これからの夏酒の愉しみ方だ。

スペシャリスト6名による私がこの酒を偏愛する理由

ビール・日本酒・スピリッツ・ワイン・焼酎などに詳しい酒のスペシャリスト6名に、この夏に飲みたい名酒を語ってもらった。

6名は、クラフトビール東京代表 川野 亮氏、「EUREKA!」オーナー 千葉麻里絵氏、発酵デザイナー 小倉ヒラク氏、発酵家・醸造家・蒸留家 山口歩夢氏、お笑い芸人 髭男爵 ひぐち君氏、バージャーナリスト 児島麻理子氏だ。

夏酒カタログ・夏にこそ味わいたい酒74

明治時代に創業した老舗から新進気鋭の酒販店まで、日本酒・焼酎・スピリッツ・ビール・ウイスキー・ワインといった6つのジャンル別に、夏におすすめの日本の酒とその愉しみ方を紹介する。

酒販店は、籠屋、内藤商店、&SPIRITS、The Slop Shop Tokyo、信濃屋 ワイン館、IMADEYA 千葉本店だ。

酒好きにはたまらない夏酒のいまが分かる1冊。今年の夏は、美味しい酒を味わい、暑さを吹き飛ばそう。

Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)

(高野晃彰)