「よなよなビール」などのクラフトビールを手がけるヤッホーブルーイング社が、新たなクラフトビール「眠れるししし 2024」を製造。現在、よなよなエール公式ビアレストラン「よなよなビアワークス」にて販売中だ。
「眠れるししし 2024」は、日本ではあまり流通していない“バーレイワイン”というスタイルのビールにあたる。他のビールとの味の違いを自身の舌で体感してほしい。
手間とコストをかけて生み出すバーレイワイン
「眠れるししし 2024」は、一般的なビール製造過程と比較して10倍以上の時間をかけて熟成させた“バーレイワイン”という種類のクラフトビール。
バーレイワインは「麦のワイン」とも称される希少なビアスタイルで、「よなよなエール」と比較すると約1.8倍もの麦芽を使用し、煮沸には2倍の時間、そして熟成には10倍以上もの時間を費やす。製造するのに時間も手間もコストもかかるため、国内ではほとんど流通していないのが実情だ。
しかしいざ出来上がってみれば、その香りや味わいには素晴らしいものがある。麦芽を大量に使用しているため麦の甘みが際立ち、とろりとした口当たりと重厚な味わい、複雑な熟成香を楽しめる。
熟成が進むにつれて香味が変化するため、ワインのように熟成具合の違いを楽しめるのもこのビアスタイルの魅力。ワインやウイスキーにも近い楽しみ方ができるので、洋酒派の人にもおすすめだ。
「眠れるししし 2024」を樽生で味わう
今回ヤッホーブルーイング社では、あえて手間暇のかかるバーレーワインで「眠れるししし 2024」を製造。
同社は「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションに掲げ、日本のビール文化のバラエティを広げ、人々に幸せを届けることを目指して個性的なクラフトビールをつくり出している。
「眠れるししし 2024」は、ヤッホーブルーイング社のドラフトビールをもっとも多く味わえるレストラン「よなよなビアワークス」で樽から提供する。ビールと相性の良いローストチキンやソーセージと共に味わえば、さらにグラスが進むはずだ。
今までバーレイワインを飲んだことがない人は、この機会にオーダーしてみては。
(IKKI)