兵庫県の豊岡市で作られる「豊岡鞄」が、東京・KITTE地下1階「東京シティアイ パフォーマンスゾーン」にて、「豊岡鞄展」を開催する。
開催期間は、5月16日(木)~19日(日)。鞄・財布の展示販売のほか、「豊岡鞄」の制作が分かる展示や鞄づくりが体験できるワークショップも行う。
日本を代表する鞄づくりの街、豊岡の魅力について触れてみよう。
歴史ある鞄の生産地で作られる「豊岡鞄」
「鞄の街 豊岡」は、奈良時代から始まる柳細工が起源とされ、江戸時代に柳行李生産の隆盛をむかえる。大正以降はその伝統技術と流通経路を基盤に、新素材への挑戦とミシン縫製技術の導入によって鞄の生産地となった。
今日では、トータルファッションの重要アイテムとしての鞄・バッグの産地、「日本製の鞄」を生産する拠点として全国から注目を集めている。
豊岡市で作られた鞄は「豊岡産」「豊岡製」「日本製」などと呼ぶことができる。そして、それら豊岡産の鞄の中でも、兵庫県鞄工業組合が定めた基準を満たす企業によって生産され、審査に合格した製品のみが「豊岡鞄」と認定されている。
「豊岡鞄」のものづくりを知り、気に入った鞄が探せる
地域ブランドである「豊岡鞄」は、「どこまでも、鞄であること。」をスローガンに、職人の技術が生んだ鞄を通して、「安心感と持つ喜び」をユーザーに提供してきた。
今回開催する「豊岡鞄展」は、鞄の本質に向き合い続ける「豊岡鞄」のものづくりについて知ってほしいという思いで開催。鞄職人の道具や、鞄作りに欠かせないパーツの展示など、普段店舗では見られない部分まで、深く知ることができる展示内容となっている。
また、同イベントでは、その場で購入可能な11社の鞄・財布が勢揃い。さまざまな会社のアイテムを一気に見て選べるのは、イベントならではだ。
鞄職人からのレクチャーで4種類の鞄づくりを体験
同イベントの会場では、豊岡鞄のものづくりを身近に感じてもらうことを目的に、4種類の会場限定ワークショップも実施する。現役職人の手ほどきのもとで鞄づくりを体験し、その場で持ち帰れるようになっている。
チャーム付きの「ミニチュア トート(¥1,500)」や新作の「ミニチュア リュック(¥1,500)」は、小物入れとしても使うことができる。「漁網生地ストラップ(¥500)」「漁網生地ペンケース(¥1,000)」は、廃漁網を再生した生地で仕立てられた、サステナブルなアイテムだ。
同ワークショップは、10:00~18:30に開催する予定で、予約は不要、その場で参加できる。
このイベントで、自分好みの鞄と出会ってみては。
豊岡鞄展
開催期間:5月16日(木)~5月19日(日)
開催時間:10:00~19:00
会場:KITTE丸の内 地下1F 東京シティアイ パフォーマンスゾーン
所在地:東京都千代田区丸の内2丁目7番2号
料金:入場無料 ※会場限定ワークショップは有料
(田原昌)
※ワークショップの内容は、変更となる可能性あり
※ワークショップは材料がなくなり次第終了