FC東京のユニフォーム 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ・FC東京の経営権を持つ『株式会社MIXI(ミクシィ)』が今月8日、公式Xアカウントでの不適切投稿を謝罪。東京ヴェルディとの関連を想起させるものであっただけに、謝罪後も同社への批判が相次いでいる。

 ミクシィ公式Xは5月4日(みどりの日)に、東京Vを「あの緑」と表現。同クラブのサポーターやJリーグファンから「これはダメ」などという指摘を受けると、8日にXアカウントにて「特定のスポーツチームおよびファンの皆様へ配慮を欠いた表現によりご不快な思いをおかけし、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。

 「公式の発言として不適切であったため当日中に投稿を削除いたしました」と当該投稿削除の経緯を説明するとともに、「またこの度の投稿が遅くなったことについても、重ねてお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。今後は十分留意してまいります」としている。

 ただ、この謝罪投稿には賛否両論が噴出。「もっと配慮してください!」「公式アカウント・Jクラブのスポンサーとしての自覚を持っていただきたい」という叱咤のメッセージが寄せられる一方で、「これくらいで謝る必要ない」「別に不快でもない」「逆に謝ったらダメでしょ!」「謝るくらいなら、態度貫き通せば良いのに…」といった疑問の声も。一部のサポーターは「FC東京は良いクラブなのに、スポンサーが残念」と落胆するなど、SNS運用のあり方を巡って、様々な意見が飛び交っているが、木村弘毅代表取締役社長は9日7時の時点で不適切投稿に言及していない。

 なお、先月13日に味の素スタジアムで開催された東京ダービー(東京V対FC東京)では、試合前からFC東京のクラブパートナーが設置した自動販売機や、スタジアム周辺の公共物に貼り紙をする迷惑行為が確認。昨年7月の天皇杯3回戦につづき、ファン・サポーターによる問題行為は発生していた。