横浜F・マリノス 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスは今月11日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝1stレグで、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)にUAE1部アル・アインを迎え撃つ。カタールメディア『アルカス』が8日、1stレグの主審担当者決定を報じているが、ネット上では早くも“中東の笛”を警戒する声が挙がっている。

 同メディアによると、カタール人のサルマン・ファラヒ氏が決勝1stレグの主審を務めるとのこと。ファラヒ氏は昨年9月に行われたACLグループステージ第1節のメルボルン・シティ対ヴァンフォーレ甲府、2022年4月に行われたライオン・シティ・セーラーズ対浦和レッズの主審を担当したほか、今年1月20日開催のAFCアジアカップ・ヨルダン代表対韓国代表でも笛を吹いている。

 またファラヒ氏は、今月6日に行われたカタール国内カップ戦のアル・ドゥハイル対アル・シャマルでも主審を担当。1-1で迎えた52分にアル・ドゥハイルがゴールネットを揺らした際には、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にゴールを認めたが、その際にFWマイケル・オルンガ(元柏レイソル)が長方形を作ってセンターサークルを指差す同主審の振る舞いを真似して喜びを爆発させたことにより、現地で注目を集めている。

 ただ一方で、日本国内では中東勢との試合でカタール人主審が割り当てられたことに否定的な意見も。試合前から「これはダメじゃないの?」「中東クラブとの試合なのに、なぜ中東系の主審?」「中東の笛が怖い」といった声が湧き起こっている。