Xに名称変更した旧Twitter。長く利用を続けていると「ツイ消し」したいこともありますよね。

そこで便利なのが、一度に消去できるツールの存在。もっとも有名だったツールには「黒歴史クリーナー」があります。

しかし、XのAPI仕様変更によって黒歴史クリーナーを含む多くのツイ消しツールはサービスを終了。2024年4月現在、いまでも使えるツールはどれなのかなかなか判断が難しいのではないでしょうか。

そこでこの記事では、2024年4月現在、X(旧Twitter)でツイ消しができるツールがあるのか検証してみました!結論から言えば、「一括ツイ消しツール」が完全無料でツイ消しできるためおすすめ。それ以外のツールは動作しないため、要注意です。

X/TwitterのAPI仕様変更の「ツイ消し」への影響とは?

Twitterでツイ消しできるツールとして、もっとも有名だったのは「黒歴史クリーナー」でした。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
こちらのスクリーンショットは「黒歴史クリーナー」のサービス運営当時のものです。「黒歴史クリーナー」はTwitterにログインし、①「削除を開始する」をタップするだけでアカウントの投稿のすべてを削除できるツールでした。もちろん、削除期間を指定することも可能。②削除した詳細も確認できました(画像=『オトナライフ』より 引用)

なお黒歴史クリーナーの当時の利用方法を知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。非常に便利なツールでした。

しかし、X(旧Twitter)の外部ツールの多くは2023年2月に発表されたAPI仕様変更を受けてサービスを終了。「黒歴史クリーナー」もその煽りを受けたと見られ、2023年3月頃までに終了してしまいました。

X/Twitterの「ツイ消し」可能なツールはいまでもあるの?

「黒歴史クリーナー」がすでに存在しないことは、Xの多くのユーザーにとっては不便でしょう。

そこで今回は、2024年4月現在利用可能なX(旧Twitter)のツイ消しツールがあるのか検証してみました。結論から言えば、動作が可能な無料ツールは1サービスのみ。それ以外は動作が可能なツールは有料であり、無料で公開されていたツールはほぼ動作不可です。

【無料・利用可能】一括ツイ消しツール

「一括ツイ消しツール」は、完全無料で、アカウント提携も不要で投稿を削除できるツールです。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
完全無料でアカウント連携を行うことなく利用可能なツールで、
日付、リツイート、画像・動画、文字列などの細かな条件を指定し、該当の投稿を削除することが可能です(画像=『オトナライフ』より 引用)

筆者が検証した限り、2024年4月時点で完全無料かつ安定的に使えるツイ消しツールは、この1つのみです。一括でツイ消ししたい方にとっては唯一に近い選択肢のため、強くおすすめです。

・一括ツイ消しツール

【有料・利用可能】ツイ消し職人

「ツイ消し職人」は2024年1月1日時点でツールの公式X(Twitter)が動作確認をしているツールです。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
利用料金は700円(税込)で、買い切り型です。なお、「ツイ消し職人」は2023年内でのサービス終了をアナウンスしましたが、2024年1月1日時点でAPIを利用できることからサービスを継続しています。 ただし買い切りで有料課金したとして「いつまで使えるのかが分からない」のが大きなネックと言えます(画像=『オトナライフ』より 引用)

【有料・不安定】TweetDelete

「[weetDelete」は最安値の場合、月額939.11円から利用できるツイ消しツール。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
TweetDeleteは2011年から運営されている「老舗」で、ForbesやTechCrunch、国内では「GIGAZINE」などに取り上げられた経験も持つ有名サービス。プランはスターター/プロ/プレミアムの3種類があり、それぞれ毎月削除できる件数が異なります(画像=『オトナライフ』より 引用)

なお筆者が検証した限り、「Twitterでサインイン」機能の動作は可能(2024年4月時点)。ただしサインインをしてもダッシュボードは閲覧できるものの、課金をしなくては自身が投稿した過去のポストの振り返りなどもできません。「一括ツイ消しツール」よりも優先して利用するメリットは特にないと考えられます。

【有料・利用可能(※)】TweetEraser

「TweetEraser」も海外製で、月額料金906.53円、1057.87円、1135.05円の3つのプランがあるツイ消しツール。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
過去には「文春オンライン」でも紹介された、こちらも有名ツールです。ビギナープランでは、毎月最大100件のツイート(ポスト)が削除できます(画像=『オトナライフ』より 引用)

参考元:文春オンライン

ただし文春オンラインでは「無料版でできる範囲が広いため、気軽に試せるのは利点」とされているものの、2024年4月時点では無料プランではダッシュボードの閲覧のみが可能。有料課金するとツイート(ポスト)の削除が可能で、サポート窓口も用意されています。

ただし同サービスの公式X(Twitter)の更新は2023年3月いっぱいで停止したままであり、「動作が不安定な場合に返金対応があるか」「サポートが迅速に受けられるか」などは不透明といった印象が強いです。

無料版では一切動作確認ができないため、課金を行う場合は自己責任で行いましょう。

【利用不可】「ツイ消しくん」

「ツイ消しくん」は日本製のツールでまだ公式サイトは残っているものの、実際には動作していません。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
「Twitterでログイン」ボタンなどがサイトに残っているものの、実際には動作しませんでした。 よって「Twitter APIの仕様上15分で50件しか削除できません」とあるものの、実際には1件も削除できませんでした(画像=『オトナライフ』より 引用)

【利用不可】Delete Multiple Tweets

「Delete Multiple Tweets」は海外製のツール。ログインし、アカウントと紐づけることはできたものの、正常に作動しませんでした。

X/Twitterの「ツイ消し」は可能?黒歴史クリーナーの代わりはあるのか検証(2024年版)
ツール上でも正常にツイート(ポスト)を読み込めず。「Select All the Tweets that are displayed」にチェックを入れ、「Delete the Tweets permanently」をタップしても削除されることはありませんでした(画像=『オトナライフ』より 引用)