新型コロナウイルスの感染対策をはじめとする健康管理のため、飲食店をはじめとする多くの店舗や施設で非接触式体温計が導入されるようになりました。

非接触式体温計は身体に接触せずに体温を測れるため、衛生的な点が特長です。近頃は店舗や施設の入り口での体温測定にも活用されています。

今回は、非接触式体温計と一般的な体温計の違いと非接触式体温計メリットおよびデメリットについて解説し、おすすめの非接触式体温計を7つ紹介します。

目次
非接触式体温計とは?一般的な体温計との違いを解説
 非接触式体温計のメリット
 非接触式体温計のデメリット
 非接触式体温計の選び方
非接触式体温計を買うならコレ!おすすめ商品7選
 1. エー・アンド・デイ UTR-701A-JC
 2. シチズン時計 CTD711
 3. ドリテック TO-402
 4. KJC Communications EDISON mama KJH1004
 5. Microlife NC200
 6. HuBDIC HFS-1000
 7. 河南秉尊実業 BZ-R6
非接触式体温計で手軽に健康チェック

非接触式体温計とは?一般的な体温計との違いを解説

これまでの体温計は、脇の下に挟むものや耳や口に入れるものなど、体温計を身体に接触させるものが主流でした。

一方の非接触式体温計は皮膚表面の温度を赤外線センサーで測るため、体温計を身体に接触させずに検温できることが特長です。

非接触式体温計は、額に機器をかざすタイプが一般的です。棒状のものや拳銃状のものがあり、機器の先端から発射される赤外線を額に当てることで検温します。

非接触式体温計のメリット

非接触式体温計は、主に衛生面と検温にかかる時間の2点において従来の接触式体温計より優れています。

従来の体温計は、脇に挟むものや耳や口に入れるものが一般的でした。これらは身体に接触するため、複数人で使いまわすことは衛生的ではありません。

一方で、非接触式体温計は身体に接触させずに検温できるため、新型コロナウイルスの流行以降は注目を浴びるようになりました。

また、従来の体温計の検温にかかる時間は実測式体温計で5~10分、予測式体温計で10~20秒となっています。

一方で、非接触体温計は数秒で検温できる機種が多く、中にはわずか1秒で検温できる機種もあり、利便性に優れています。

店舗や施設の入り口などで入場者を検温するためには、衛生的で素早く検温できる非接触式体温計が最適です。

非接触式体温計のデメリット

非接触式体温計は衛生面や検温にかかる時間で従来の体温計より優れているものの、価格と精度では従来の接触式体温計に軍配が上がることもあります。

従来の体温計は3,000円前後で購入できますが、非接触式体温計の小売価格は5,000円から1万円前後となっています。

中には数千円程度で購入できる安価な非接触式体温計もありますが、安価な非接触式体温計には医療機器承認番号を取得していない機種が多く見受けられます。

医療機器承認番号のない非接触式体温計は精度が保障されていないため、非接触体温計を購入する際には医療機器承認番号を取得しているかどうかの確認が必要です。

また、真夏や真冬などの期間は皮膚表面の温度が極端に高くなったり低くなったり変化するため、従来の体温計と比較して正確に検温できない可能性があります。

そのため、非接触式体温計を用いて検温する際は外の気温によっては生じる誤差を考慮することが必要です。

非接触式体温計の選び方

非接触式体温計を選ぶ際には、2つの事項に注意が必要です。

一つ目は、医療機器承認番号の有無です。医療機器承認番号を取得している非接触式体温計は一定の品質が保障されています。

二つ目は、検温にかかる時間の短さです。非接触式体温計の検温にかかる時間は1~3秒ほどとなっており、機種により異なります。

店舗や施設においてスムーズに検温を実施する場合、検温にかかる時間が短い機種を選ぶとよいでしょう。

非接触式体温計を買うならコレ!おすすめ商品7選

店舗や施設での検温に用いるのに適した非接触式体温計を7機種ピックアップして紹介します。

1. エー・アンド・デイ UTR-701A-JC

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▲[エー・アンド・デイ UTR-701A-JC]:Amazon.co.jpより(写真=口コミラボより引用)

日本の医療機器メーカー「エー・アンド・デイ」の非接触式体温計です。医療機器承認番号取得済みの製品であり、検温にかかる時間は1秒です。

機器を額にかざして1秒待つだけで検温できるため、店舗や施設にて入場者の体温をスムーズに検温する際に最適です。

額の表面の平均温度を外気温に応じて舌下の温度に換算し、測定結果として表示しているため、高い精度の検温結果が得られます。

手のひらに収まる大きさであるため携帯性にも優れており、中央の「START」ボタンを押すことでワンタッチで検温できます。

2. シチズン時計 CTD711

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▲[シチズン時計 CTD711]:価格.comより(写真=口コミラボより引用)

日本の精密機器メーカー「シチズン時計」の非接触式体温計です。医療機器承認番号取得済みの製品であり、検温にかかる時間は1秒です。

額にかざす検温モードに加え、物体の温度を計測する温度計モードと部屋の温度を計測する室温計モードを搭載しています。

体温が37.5℃を超えるとブザーが鳴るため、店舗や施設の検温における判断材料としても活用できます。

測定後は自動で電源が切れるため、店舗の業務が忙しいなかでも気軽に使用できます。

3. ドリテック TO-402

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▲[ドリテック TO-402]:Amazon.co.jpより(写真=口コミラボより引用)

日本の小型家電メーカー「ドリテック」の非接触式体温計です。医療機器承認番号取得済みの製品であり、検温にかかる時間は3秒です。

機器を額の中央にかざし、こめかみの方向へスライドさせることで複数箇所の体温を検温できるため、高い精度を実現していることが特長です。

体温が37.5℃を超えるとディスプレイの色が赤くなり、発熱していることが簡単に分かります。

4. KJC Communications EDISON mama KJH1004

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▲[KJC Communications EDISON mama KJH1004]:価格.comより(写真=口コミラボより引用)

日本のベビー用品メーカー「KJC Communications」の非接触式体温計です。医療機器承認番号取得済みの製品であり、検温にかかる時間は3秒です。

機器を額にかざしスライドさせることで複数箇所の体温を検温し、最も高かった体温を検温結果として表示します。

検温の際には、体温が37.3℃以下であればディスプレイの色が緑色に、37.4℃から38.0℃であれば黄色に、38.1℃以上であれば赤色にそれぞれ変化します。

本機はベビー用品として販売されていますが、ディスプレイの色が緑の場合は入場を許可し、黄色や赤の場合は入場を拒否するなど、店舗や施設の検温における判断材料としても活用できます。

5. Microlife NC200

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▲[Microlife NC200]:Amazon.co.jpより(写真=口コミラボより引用)

台湾の医療機器メーカー「Microlife」の非接触式体温計です。医療機器承認番号取得済みの製品であり、検温にかかる時間は1秒です。

額の表面の温度を脇の下の温度に変換する仕組みであるため、従来の接触式体温計で測定される体温に近い値が表示されることが特徴です。

また、距離センサーを搭載しているため、機器のセンサー部分と額の距離を5センチ以下に近づけると自動で検温されます。

検温の際には、体温が37.2℃を超えるとディスプレイの色が赤くなるため、発熱していることが簡単に分かります。

6. HuBDIC HFS-1000

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▲[HuBDIC HFS-1000]:Amazon.co.jpより(写真=口コミラボより引用)

韓国の医療機器メーカー「HuBDIC」の非接触式体温計です。医療機器承認番号取得済みの製品であり、検温にかかる時間は2秒です。

検温の際には、体温が37.3℃以下であればディスプレイの色が緑色に、37.4℃から37.9℃であれば黄色に、38℃以上であれば赤色にそれぞれ変化します。

店舗や施設の検温に用いる際には、ディスプレイの色が緑の場合は入場を許可し、黄色や赤の場合は入場を拒否するなど、判断材料として活用できます。

7. 河南秉尊実業 BZ-R6

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▲[河南秉尊実業 BZ-R6]:Amazon.co.jpより(写真=口コミラボより引用)

中国の医療機器メーカー「河南秉尊実業」の非接触式体温計です。検温にかかる時間は1秒ですが、医療機器承認番号を取得していない製品です。

検温にかかる時間が短いため、店舗や施設の入り口などで大人数を短時間で計測する際に便利です。

ただし、医療機器承認番号を取得していないため、名目上は非接触式体温計ではなく非接触式表面温度計となっています。

非接触式体温計で手軽に健康チェック

非接触式体温計なら1台で複数人の体温を短時間で検温できるため、来店客や従業員の体温測定に活用できます。

アフターコロナの世界では、健康チェックをはじめとする感染症対策の有無が店舗や施設を選ぶ基準として重要視されるようになりました。

そのため、非接触式体温計をはじめとする健康チェック機器を活用することは、消費者からの信頼を得ることにも繋がります。

多くの非接触式体温計は1万円以下の価格で購入できるため、店舗や施設に健康チェック用として常備するとよいでしょう。

提供元・口コミラボ

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