兵庫県丹波篠山市にある料理旅館「近又(きんまた)」では、6月1日(土)〜7月31日(水)の期間限定で「鱧づくし会席」を販売する。

鱧の名産地である、神話の島・沼島の鱧が味わえる会席料理で、食事付きの宿泊プランも同時に予約を受付中だ。

夏が旬の食材「鱧」を、多彩な調理法で仕上げた料理を味わいに出掛けてみては。

歴史を紡いできた料理旅館「丹波篠山 近又」

「近又」は、江戸が始まったばかりの1609年に篠山の町に開業した近江屋からスタート。当主は代々近江屋又兵衛を襲名し、明治初期頃屋号を「近又」と改めた。昭和54年11月には現天皇陛下である浩宮徳仁親王殿下が宿泊し、同館のぼたん鍋を味わったという。

同館は、春と夏は地元の食材をふんだんに取り入れた会席料理、秋は松茸会席、そして冬はぼたん鍋と、四季折々の料理が味わえる歴史ある料理旅館だ。

城下街の歴史情緒あふれる街並み

丹波の篠山城下街は、昔ながらの街並みが残り、歴史情緒あふれる風情が楽しめる。

また、同館の徒歩圏内には篠山城跡大書院や、河原町妻入商家群、能楽堂が保存された春日大社など、篠山の観光地が目白押し。丹波篠山の食と歴史を、同館で滞在しながら堪能しよう。

6月と7月の2ヶ月間だけ楽しめる「鱧づくし会席」

関西、特に京都の夏に欠かせない「鱧」。かの有名な“祇園祭”は別名“鱧まつり”と呼ばれるほど、京都にとってなくてはならない存在となっている。

そんな京都の食文化の影響を受ける丹波篠山市で、鱧づくしの会席料理が味わえる。丹波篠山は鱧の名産地である淡路の沼島も近く、新鮮で質の良い鱧が入手しやすい環境にあるのも特徴だ。

同館では「篠山枠水仕立て 鱧のお椀」や、「鱧しゃぶ 淡路玉ねぎ」「鱧の柳川仕立て 鱧天丼」など、鱧を多彩な調理法で仕上げ、メインとして用意した会席料理が楽しめる。

この時期にしか楽しめない、沼島の鱧を存分に味わいたい。

鱧づくし会席
提供期間:6月1日(土)〜7月31日(水)
場所:丹波篠山 近又
所在地:兵庫県丹波篠山市二階町81番地
価格:16,500円/ひとりあたり(税込)
食事付宿泊プラン:31,500円~51,200円/ひとりあたり(税込)
営業時間:昼11時〜15時、夜17時〜21時
※6月23日(日)〜6月28日(金)は休業

(田原昌)

※写真はイメージ
※宿泊プランの価格は部屋タイプやシーズンで料金が異なる
※仕入れ状況により献立が変更となる場合あり