AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の優勝メンバーであるU23日本代表MF松木玖生(FC東京)に海外移籍の可能性がある模様。オランダ1部SCヘーレンフェーンをはじめ複数クラブからの関心を、オランダメディア『トランスファーウォッチ』が今月7日に報じている。
青森山田高校時代に全国高校サッカー選手権優勝を果たした松木は、FC東京でも加入1年目から主力選手として活躍。キャプテンと立場で迎えた今季は、ここまでリーグ戦7試合のスタメン出場で1ゴール3アシストをマークしている。
また今年4,5月に行われたU23アジア杯では、副キャプテンとしてU23日本代表をけん引。グループステージ初戦の中国戦で決勝ゴールを決めるなど、6試合中4試合のスタメン出場で優勝に大きく貢献した。
以前から国際舞台でも結果を残しているだけに、松木に対して欧州クラブが熱視線を送っている模様。『トランスファーウォッチ』は「ヘーレンフェーンは松木の獲得に向けて忙しい。彼は今年夏にFC東京から移籍する予定だ」とリポート。ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』の情報をもとに「彼はFC東京と2025年1月まで契約を残しているため、移籍金は発生する。彼の市場価値は100万ユーロ(約1億6000万円)だ」と報じている。
また、同メディアは「彼に関心を寄せているのはヘーレンフェーンだけではない。(オランダ)沿岸部に位置するクラブがハイジャックを狙っている」と争奪戦に発展する可能性もあわせて伝えたが、ヘーレンフェーンにとってライバルとなり得るクラブの名前は挙げていない。
ヘーレンフェーンはMF小林祐希(現北海道コンサドーレ札幌)の古巣。2008/09シーズンにオランダ国内カップ戦初優勝を成し遂げたが、リーグ戦最高成績は1999/00シーズンの2位。今季はリーグ戦32試合を終えて10勝7分15敗と、10位につけている。