<TOP画像:神戸ポートピアホテル 屋上テラス ソラフネ神戸>
兵庫県の港町神戸と言うと、1,000万ドルの夜景が有名で、六甲山や摩耶山など絶景の展望スポットがいくつかあります。でも、六甲山に登るにはバスやケーブルカーを乗り継がなくてはならずちょっと不便。そこで、市街地からすぐ行ける展望台や、駅を降りてすぐの絶景スポットなど、お手軽にアクセスできて眺望も抜群の展望スポットを厳選して3か所ご紹介します。
目次
1. ドラマロケ地にもなった神戸の定番展望スポット「ビーナスブリッジ」
<ビーナスブリッジからは神戸の市街地を間近に望めます>
まず1つ目は、神戸市民にもおなじみの定番展望スポット「ビーナスブリッジ」。2023年8月から放送されたNHKドラマ「わたしの一番最悪なともだち」のタイトルバックなどでも登場したので、目にされた方も多いのでは?
<ビーナステラスにある愛の鍵モニュメント>
デートスポットでもある「ビーナスブリッジ」には、愛の鍵モニュメントがあります。愛と美の女神「ビーナス」にちなんで永遠の愛を誓うカップルが、愛のメッセージを記した鍵を取り付けるところとして有名。
<一番上のビーナステラスまで続くループ橋>
全長約90m。麓の金星台と山頂の展望台を結ぶ8の字の螺旋が美しいループ橋になっています。
<ここが一番の映えスポット!>
NHKドラマ「わたしの一番最悪なともだち」に登場したのがこの場所。蒔田彩珠さん演じる笠松ほたると、髙石あかりさん演じる幼なじみの鍵谷美晴が、横並びでこちらを向いているメインビジュアルのシーンが撮られた一番映えるスポットです。
<ポートアイランド、神戸空港、対岸の関空がある付近までを一望>
この展望スポットは山頂などにある他の展望台とは違って、市街地を間近に眺められるのが魅力。
<ビーナステラスから望む夜のビーナスブリッジ全景と神戸の夜景>
昼間も綺麗ですが、夜は街の光の輝きが間近に迫り、キラキラ美しい光景が目の前に広がります。ぜひ夜にも訪れてみてください。
「ビーナスブリッジ」へは、各線三宮駅より市バス7系統で「諏訪山公園下」バス停を下車し、徒歩約20分。元町駅の北にある日本庭園「相楽園」からも徒歩約15分で行くことができます。上りの階段がちょっと大変ですが、タクシーで一番上のビーナステラス付近まで行くこともできます。三宮からは約10分。
ビーナスブリッジ
住所:兵庫県神戸市中央区諏訪山町
料金:無料、いつでも入れます
2. BE KOBEモニュメントも!ホテル屋上の展望テラス「ソラフネ神戸」
<直行シャトルバスから見る神戸ポートピアホテル>
2つ目のおすすめ展望スポットは、2023年7月29日にオープンした「ソラフネ神戸」。神戸ポートピアホテルの屋上テラスで、110mからの360度ビューを楽しめるのが魅力。神戸ポートピアホテルへは、三宮からポートライナーに乗車し「市民広場駅」下車すぐ。ミント神戸1階 三宮バスターミナル8番乗り場と新神戸駅から無料のホテル直行シャトルバスも運行されています。
<階段を上りきるとそこに広がるこの絶景>
「ソラフネ神戸」は、神戸ポートピアホテル本館30階のレストラン スカイグリルブッフェ GOCOCU(ゴコク)で受付を済ませます。まずは32階までエレベーターで上がり、そこからは階段で屋上へ。
ホテルや神戸市内の高層ビルの窓からだと山側、海側、どちらかの景色しか楽しめませんが「ソラフネ神戸」からは、神戸の市街地、六甲山、大阪湾と大阪の市街地、神戸空港、和歌山方面、淡路島や明石海峡大橋・・・と、ぐるり360度の景色が広がり、圧倒されます。
<山側は神戸の市街地と六甲山を一望>
他の展望スポットでは見られない絶景が広がる「ソラフネ神戸」。神戸沖の人工島、ポートアイランドの中心に立つ絶好のロケーションが、この360度の絶景ビューを生み出しています。BE KOBEモニュメントも置かれているので一緒に写真を撮ると映えること間違いなし!
<東側は阪神間〜大阪の市街地まで望めます>
神戸ポートピアホテルは建物の形が楕円形になっているので、東側、西側もアールを描いています。まるで船の甲板にいるよう。そこから「ソラフネ」という名称が付けられたのでしょうね。
<バーカウンターもあります>
「ソラフネ神戸」の広さは約60平米で、ウッドデッキ、バーカウンターが設置されています。夜だとブルーにライトアップされ、東西に広がる1,000万ドルの神戸の夜景に包みこまれます。360度ビューの夜景を眺めながらお酒を楽しめるのはここならでは。デートにもおすすめですよ!
神戸ポートピアホテル 屋上テラス ソラフネ神戸
住所:兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10-1
入場時間:昼 13:00〜15:00(祝日・お盆期間を除く毎週木曜 昼の部は定休)・夜 18:00〜22:00(3、9、10月の土曜、日曜、祝日は17:00~・11、12月の土曜、日曜、祝日は16:30~・12/31~1/3は 17:00~21:00・厳冬期の2024/1/4~2/29は休業)
入場料金:昼 大人1,200円 小人1,000円(ご宿泊、レストランを利用の場合 1,000円、800円 いずれも税込)夜 大人2,000円 小人1,500円(ご宿泊、レストランを利用の場合 1,500円、1,000 いずれも税込)
3. 昭和レトロな回転展望喫茶がある「須磨浦山上遊園」
<乗り心地の悪さが魅力のカーレーター>
山陽電鉄の須磨浦公園駅を降りたところにある「須磨浦山上遊園」は、昭和レトロな雰囲気漂うスポットや乗り物が魅力の施設。山上までは、ロープウェイ、カーレーターの2つの乗り物を乗り継いでいきます。カーレーターは乗り心地の悪さがウリという乗り物で、乗り込んだ直後の激しい揺れは予想以上。スタッフの方々が日々、適度な乗り心地の悪さを維持するためにメンテナンス作業されていますので、いくら揺れても安全ですよ。
<カーレーターを降りてすぐのところにある回転展望閣>
昭和の時代には全国のいろんなところにあった回転展望施設。時代の流れには勝てず、次々となくなっていきましたが、こちらはまだ現役です。下の階には昭和レトロなゲーム機がずらり並んでいます。現代の子どもたちにとっては、逆に新鮮かも。
<床が360度回転!>
回転展望閣の3階にある「喫茶コスモス」。テーブルに椅子というのが昭和っぽいですね。約55分かけて、丸いフロアがゆっくりと回転し一周します。
<昭和気分を満喫するならクリームソーダで>
「喫茶コスモス」のメニューは、カレー、ピラフ、ハンバーグ定食、そばめしなど。クリームソーダも昭和っぽくていいですね。
<須磨から神戸の市街地、大阪湾まで一望>
神戸の展望スポットというと、六甲山、摩耶山が人気ですが、眺望できる範囲は「須磨浦山上遊園」にはかないません。
<回転展望閣から望む明石海峡大橋、瀬戸内海>
神戸の市街地だけではなく、淡路島、明石海峡大橋、瀬戸内海までの絶景ビューが広がります。東は大阪から西は明石、姫路方面までのパノラマビューを望める山上の展望スポットは神戸ではここだけ。
須磨浦山上遊園
住所:兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町5丁目3番2号
営業時間:10:00〜17:00(元旦、桜シーズンなど、季節により予告なく変更する場合があります。)
休園日:火曜日
料金:大人 1,200円・小人 750円(ロープウェイ、カーレーター、回転展望閣のセット、他に観光リフト込みのセットもあり)
まとめ
いかがでしたか?
神戸の展望スポットというと六甲山、摩耶山の山頂が有名ですが、他にも絶景を望めるスポットがいくつかあります。今回ご紹介したスポットはどこも市街地から近く、手軽に行くことができるのが魅力。ぜひ神戸観光のスケジュールに加えてみてくださいね。
文・写真・斎(いつき)信夫/提供元・たびこふれ
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