ボルシア・ドルトムント(ドイツ1部)が、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)からレンタルで加入しているイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(23)の残留を望んでいるようだ。
マンチェスター・シティ下部組織出身で2017年に加わったボルシア・ドルトムントでブレイクしたサンチョは、2021年夏にユナイテッドへ完全移籍。だが、昨年9月にエリック・テン・ハグ監督と衝突したことから今冬にドルトムントへとレンタルで復帰した。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)戦ではドリブルを12回成功させるなど、古巣で輝きを取り戻しているサンチョに関して、ドイツ『スカイ・スポーツ』などで記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、ドルトムントは来季も残留を望んでいるという。
完全移籍での獲得は金銭的に難しくなっているなかで、ユナイテッドは来季ももう1年間レンタルする計画がある模様。ドルトムントはユナイテッドと円滑に交渉をするためにイングランド代表MFが明確な決断をすることに期待しているようだ。
なお、ドルトムントのスポーツディレクターを務めるセバスティアン・ケール氏はサンチョに関して「彼のクオリティーは説明するまでもない。彼は我々との6ヶ月間で笑顔を取り戻した。我々はあらゆることを試すつもりだ。しかし、マンチェスター・ユナイテッドも彼の今のプレーを見ている。もしかしたら、彼を売って利益を得るかもしれないし、あるいは呼び戻すかもしれない」と語っている。