国内外でバーを運営するSG Groupは、東京丸の内エリアにレストランバー「The SG Tavern(エスジータバーン)」をオープンする。
渋谷にある「The SG Club」とは異なる新たなコンセプト&ストーリーをベースとする新店舗は、同グループとしては初の丸の内エリアへの出店。オープンは5月28日(火)を予定する。
店名の謂れは幕末イギリスを目指した若者たちの冒険譚
「Tavern」とは、イギリスで食事を提供する居酒屋の古い呼び名。新店舗の「The SG Tavern」は、幕末期に日本の未来を切り開くべく、イギリスを目指した若者たちの旅に光を当てる。
同店で提供するメニューは、彼らが触れたであろう食文化・文物をキーワードに、和の要素を織り交ぜたもの。SG Group代表・後閑信吾(ごかん しんご)氏と、東京 南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ成澤由浩(なりさわ よしひろ)氏がタッグを組んでメニューを創造する。
後閑氏は、2012年世界最大規模のカクテルコンペティション「Bacardi Legacy」に、アメリカ代表として出場して優勝。その後、新しいコンセプトのバーを次々とオープンさせ、現在国内外で8店舗を展開する。World’s / Asia’s 50 Best Barsでは世界最多の49回を受賞するという、今世界で最も注目されるバーテンダーの一人。
また成澤氏は、日本の里山にある豊かな食文化と先人たちの知恵を探求し、自身のフィルターを通して料理で表現する“イノベーティヴ里山キュイジーヌ”という独自のジャンルを確立。料理界のアカデミー賞と呼ばれる「The World’s 50 Best Restaurants」に、14年間連続で選出されるトップシェフだ。
西洋文化を受容した街・丸の内にSG Group初出店
新店舗「The SG Tavern」は、丸の内仲通りに面した路面店としてオープンする。丸の内は、同グループが今まで展開してきたエリアと大きく異なるロケーションを有する場所。
広々とした並木道にはアートが点在し、ナショナルブランド・カフェ・レストランが立ち並ぶメインストリートは、東京駅を中心とした利便性と文化的感受性を併せ持ち、ビジネス・観光両面で東京の顔といえるエリアだ
明治初期より煉瓦造りの建築が立ち並び、一丁倫敦(ロンドン)とも呼ばれた丸の内は、日本が西洋文化を受容する文明開化の先頭となって走ってきた地でもある。
幕末の動乱期にイギリスを目指した気鋭の若者たちに焦点をあてる「The SG Tavern」としては、これほどふさわしい場所はないであろう。そんな丸の内の歴史と空気感の中で表現される新しいSGらしさにも期待したい。
レストランバー「The SG Tavern」の詳しい内容と営業情報は、後日改めての発表となるという。どんな店舗になるのか、今から心待ちでならない。
レストランバー The SG Tavern(エスジータバーン)
開業予定日:5月28日(火)
所在地:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング 1階
(高野晃彰)