明治安田J2リーグのジェフユナイテッド千葉(現12位)は、ホームのフクダ電子アリーナで開催されるJ2第14節横浜FC(現3位)との対戦に先立ち、メディアに向けた囲み取材を行った。千葉のMF髙橋壱晟は、現時点のチーム状況について語った。
千葉は、ハワイアンズスタジアムいわきで開催された全第13節いわきFC(現5位)との試合では、前半のうちに左サイドバックとして出場していたMF日高大が負傷により交代するなど、トラブルにも見舞われた。それでも両者一歩も譲らぬハードワークで拮抗した展開が続いていたが、後半70分にコーナーキックからの折り返しをヘディングで決められ失点。その後退場者を出して10人となったいわきの堅守を崩すことができずに、0-1で敗戦した。
髙橋は「苦しい状況も続いていますが、自分たちを信じて戦っていきます。しっかりチャンスは作れていますし、守備もいいシーンが増えていると思う。苦しい試合で勝利するためには、集中力であったりパワーのような細かい部分をプレーしている選手が意識的に取り組む必要がある」とコメント。
また、中2日とタイトなスケジュールで行われる横浜FCとの試合に向けては、「この2日間はリカバリーの部分を重要にしてきた。横浜FCは個々の能力が高い選手が各ポジションに揃っているチーム。いわき戦ではバトルの部分で優位に立つことができなかったという自覚がチーム全体にあるので、プレーの質であったり、競り合いの部分で相手を上回りたい。ゴールデンウィーク中に行われる最後の試合なので、翌日から頑張るサポーターのみなさんが、いいゴールデンウィークだったと思ってもらえるように精一杯頑張りたい」と、厳しい連戦でもサポーターのために変わらずファイトし続けると語った。
なかなか波に乗ることができていない千葉。髙橋の言葉通りチームは苦しい状況が続いているが、3位横浜FCとの対戦で浮上のきっかけを掴むことができるだろうか。