京都の昆布専門店「五辻の昆布(いつつじのこんぶ)」が展開するらぁめん店「昆布と麺 喜一」が、昆布が染みる“つけ麺”を10月末までの期間限定で提供する。

つけ麺をメインとした完全予約制の「昆布食育コース」は1日30杯限定で、目の前で削られるおぼろ昆布やワイングラスに注がれた3種の出汁も楽しめる。予約は同店の公式サイトから。

「五辻のこんぶやさん」が作る至高のらぁめん

明治35年(1902年)に創業した「五辻の昆布」は、地元の人から「五辻のこんぶやさん」と親しまれている、老舗の昆布専門店。

京都本店や公式オンラインショップには、佃煮やおやつ昆布など、昆布ならではの魅力を楽しめる様々な商品が展開されている。

そして昨年5月、京都本店の2階にオープンしたらぁめん店「昆布と麺 喜一」は、連日満員御礼になるほどの人気に。6mもの1枚板カウンターを中心とした店内は、ラーメン店とは思えないスタイリッシュな趣きだ。

昆布水に浸っている麺を熱いスープに入れて

新メニューとなる「昆布屋がつくる昆布水つけ麺」は、昆布水に浸っている麺を熱いスープに入れて食す、繊細かつ味わい深いつけ麺となる。

昆布水との相性を考慮した麺には、京都の有名店「らぁ麺とうひち」による、全粒粉入りの中太麺を採用。麺が浸っているどんぶりには、真昆布・利尻昆布・羅臼昆布をブレンドした昆布水に「がごめ昆布」を浸し、麺と絡み合う“とろみ”をつけている。

魚介ベースのスープには、白ネギや豚のチャーシュー、昆布の薄削り節をトッピング。あっさりとした口当たりながら、濃厚な味わいを楽しむことができるという。

また、目の前で削られるおぼろ昆布も、その味わいを絶妙に引き立てる。

麺を食べ終わった後は、残った昆布水をスープに入れて飲んで香りや味を堪能しよう。

3種の出汁や昆布佃煮のミニおむすびも

つけ麺をメインとした「昆布食育コース」では、ワイングラスに注がれた3種の出汁や、昆布佃煮のミニおむすびがセットに。また、1点以上の商品を「五辻の昆布」で別途購入する、“ワンコンブ制”となっている。

やや敷居の高さを感じさせる同コースだが、その分だけ特別感もアップ。出張や彼女との京都旅行に合わせて、予約しておくのも悪くないだろう。

昆布と麺 喜一「昆布食育コース」
価格:1,520円+ワンコンブ制
所在地:京都府京都市上京区西五辻東町74-2(五辻の昆布 本店2階)
アクセス:京都市バス「千本今出川」から徒歩5分
営業時間:11:00~、12:00~、13:00~(3部制・各10席予約制)
定休日:日曜日

(zlatan)