日本でも「ガラホ」が勢力拡大中?
アメリカでは、スマホ依存やSNS中毒は2010年代前半からすでに認識されていた深刻な社会問題だ。2020年リリースのNetflixオリジナルドキュメンタリー『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』(原題:The Social Dilemma)はSNSが人間に与える悪影響を検証。昨年10月には41州がInstagramを運営するMeta社を提訴、AIアルゴリズムでドーパミンの分泌を促し、若者をアプリ漬けにしていると非難した。
Minimal Phoneが1億円もの支援を獲得したのも、こうした背景と消費者の切実な需要があってのことだろう。「デジタルデトックスは2024年のテックトレンドになる」と予測する海外メディアも複数存在する。
日本でも今、3Gサービス終了によりついにガラケーが使えなくなるという状況で、「ガラホ」への関心が高まっている。ガラホは見た目が折りたたみのガラケーで機能がスマホという組み合わせ。ガラホを検討中だがデザインが好みではないという層をターゲットにすれば、「Minimal Phone」のような次世代「Dumb Phone」にビジネスチャンスがありそうだ。
引用元:
Minimal Company
Indiegogo
Minimal Company Xアカウント
(文・Techable編集部)