LVMHの1〜3月はシャンパーニュ失速で2%減の約3兆4000億円
ファレル・ウィリアムスによる「ルイ・ヴィトン」メンズ2024春夏コレクション(© ARR)(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

 LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は4月16日、2024年1〜3月期の売上高が前年同期比で2%減となる206億9400万ユーロ(約3兆4145億円*)だったと発表した。為替変動などを反映しないベースでは3%増だった。

 部門別の売上高では、「セフォラ(Sephora)」や「DFS」を含むセレクティブ・リテーリング部門は前期比5%増となる41億7500万ユーロ(約6888億円、為替変動などを反映しないベースでは11%増)、パフューム&コスメティックス部門は同3%増となる21億8200万ユーロ(約3600億円、同7%増)と増収だった。

 また、ウオッチ&ジュエリー部門は同5%減となる24億6600万ユーロ(約4068億円、同2%減)、ファッション&レザーグッズ部門が同2%減となる104億9000万ユーロ(約1兆7308億円、同2%増)、ワイン&スピリッツ部門が同16%減となる14億1700万ユーロ(約2338億円、同12%減)だった。

 新型コロナウイルス禍後に需要が正常化したことで、シャンパーニュなどの売り上げが減少し、ワイン&スピリッツ部門が2桁減となったことが響いた。

*1ユーロ=165円換算(4月23日時点)

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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