「エルメス(HERMES)」ブランドを手掛けるエルメス・インターナショナルは4月25日、2024年第1四半期(1月31日~3月31日)の決算を発表した。
売上高は前年同期比13%増となる38億500万ユーロ(約6316億円*)で、為替変動などを反映しないベースでは17%増だった。すべての国・地域で2桁の成長を記録し、特に日本は2月にオープンした「エルメス麻布台ヒルズ店」が売り上げに貢献し、前期比で25%増だった。
日本を除くアジアでは前期比14%増、米国も同12%増と2桁成長となった。フランスは同14%増、フランスを除く欧州では15%増だった。
カテゴリー別では、レザーグッズが同20%増、プレタポルテ・アクセサリーが同16%増と大幅に売り上げが拡大した。シルク・テキスタイルは同8%増、香水・ビューティは同4%増、ウォッチは同4%増だった。ジュエリーとホームコレクションを含むその他の部門は同25%増だった。
エルメス・インターナショナルのアクセル・デュマ(Axel Dumas)会長は、「2024年第1四半期の堅実な売上成長は、世界中の顧客のロイヤリティ、職人をフォーカスしたビジネスモデルの強さ、より複雑な環境における当社の作品の望ましい状況を反映している。エルメスは卓越したノウハウに基づいた戦略を追求します」と、コメントしている。
*1ユーロ=166円換算(4月25日時点)
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
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