アビスパ福岡所属のブラジル人FWウェリントンは今月3日に明治安田J1リーグ第11節ガンバ大阪戦を控える中、北海道コンサドーレ札幌所属MF田中克幸に衝撃を与えているようだ。
現在36歳のウェリントンは、湘南ベルマーレ、ヴィッセル神戸、福岡とJリーグ3クラブでプレー。2023年3月に福岡へ復帰すると、昨季はリーグ戦27試合の出場で2ゴールをマーク。今季は開幕節の札幌戦から4試合つづけてスタメン出場も、第5節の浦和レッズ戦以降はリーグ戦全試合で途中出場が続いている。
依然Jリーグ屈指の外国人ストライカーとして存在感を発揮しているウェリントンと、今季開幕戦のピッチで相対したのが、明治大学から札幌に加入した田中だ。大卒1年目の同選手は先月下旬、『ささきスポーツ整骨院』を経営する佐々木勇介代表のYouTubeチャンネル『サッカー×身体操作トレーニング 佐々木勇介』にゲスト出演。
佐々木代表との対談でJ1リーグの特徴を訊かれると、「レベルが高いし、質が違う。一人ひとりのプレー強度というか、ただ走れる、強いとかではなく、一瞬の判断、頭の回転が速い」とレベルの高さに唸る。
その上で、J1の舞台でコンスタントにプレーするために必要なこととして、「予測とか頭の部分で圧倒できれば、(プレー強度等で)能力差があっても補える。目の前で起こっていることだけを見て、バカ正直にプレーしていても通用する世界ではないと思う。日本でそれができても海外に行けばそういう選手はたくさんいるし、そういう外国人選手もJリーグにたくさんいる」と持論を展開。
今季ここまで対戦した外国人選手の中で印象に残っている選手のひとりにウェリントンの名前を挙げると、「太いし、横に並びたくない」と体格差に言及。「いるだけでボールを受けたら『こんな選手に追いかけられたらイカれるんじゃないかな』と。守備の時でも迫力の出し方、見せ方、怖さがあるから、(自分が)ちょっとボールを持った時にいるだけで焦る気持ちはあるし、早く(パスを)出さないとボールを奪われるなというシーンも多い」と、開幕戦で福岡所属FWの威圧感に圧倒されたことを明かしている。