林大地 写真:Getty Images

 かつてサガン鳥栖でプレーしていた東京五輪日本代表FW林大地は、今季限りでのドイツ2部ニュルンベルク退団、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)復帰が濃厚とみられる中、新たな問題を抱えた模様。ドイツ紙『ビルト』が1日に報じている。

 林はSTVV在籍時の2022/23シーズンにベルギー1部リーグで7ゴールをマークし、同シーズン終了後にニュルンベルクへ移籍。ニュルンベルク加入1年目の今季は、ドイツ2部リーグ第2節ハノーファー戦から4試合連続スタメン出場で2アシストとアピールしていたが、昨年9月にアキレス腱を負傷して序列が一変。復帰後はほぼ全試合で途中出場と控え要員に甘んじると、今年1月末に再びアキレス腱を負傷。3か月の離脱を経て、4月28日の第31節カールスルーエ戦で復帰していた。

 しかし『ビルト』は同選手のコンディションについて「彼は膝に問題を抱えて、1日の全体練習を欠席。3日開催のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦を欠場することは確実だ」とリポート。リーグ戦残り3試合である中、一足早い今季終了の可能性を伝えている。

 またニュルンベルクのクリスティアン・フィエル監督はチームが2部残留争いに巻き込まれているだけに、デュッセルドルフ戦の前日会見で「現時点で我々が望んでいたような結果になっていないため、選手たちは大きな重圧を受けている」と語ったという。

 なお、林の去就については『ビルト』は先月4日に「ニュルンベルクは買い取りオプションを行使しないだろう」と伝えていた。MF田中碧との日本人対決が幻に終わった林だが、ニュルンベルクでのラストマッチを終えた可能性もある。