来たる9月5日(木)、星野リゾートが展開する温泉旅館ブランド「界」の24番目となる新たな宿、 「界 奥飛騨」がグランドオープンを迎える。
宿泊予約は、公式サイトにて受付中。日本有数の山岳景勝地である奥飛騨の地で、天然木のやさしさや伝統工芸によるアート、飛騨牛などを楽しんでみてはいかがだろう。
「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」
北アルプスの名峰に囲まれ、日本屈指の湯量と源泉数をもつ奥飛騨温泉郷。
その一角にたたずむ同宿は、「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」をコンセプトに、山あいの温泉の醍醐味を感じ、匠の技術が光る飛騨地域の文化に触れられるひとときを提供していく。
なお、岐阜県への進出は、星野リゾートとして初めてのことだという。
飛騨の伝統工芸に包まれる「飛騨MOKUの間」
界ブランドの各施設は、それぞれの地域らしさをデザインに落とし込んだ、「ご当地部屋」を特徴のひとつとする。
今回は「飛騨MOKU(もく)の間」と題した、天然木のやさしさを感じられる全49室の客室を用意。その中の28室のテラスには、露天風呂も併設される。
客室に入ると、寝台を覆うようなモダンなヘッドボードに目を奪われることだろう。これは、飛騨の木工技術として名高い「曲木(まげき)」の優美なうねりをモチーフとした装飾だという。
また、江戸時代から受け継がれてきた漆器「飛騨春慶(ひだしゅんけい)」によるウォールアートが、客室のアクセントとして採用されている。
さらには、飛騨の祭り衣装に欠かせない「飛騨染」のクッションや、曲木(まげぎ)の技術が光る椅子などが、客室内に彩りや安らぎをもたらしている。
飛騨牛をメインとした特別会席に舌鼓
半個室スタイルのディナーでは、飛騨の食文化を活かした特別会席をゆっくりと味わえる。
メインを飾る「飛騨牛の朴葉つと焼き」は、古材を使用した盛り付け台にのって登場。自身の焼き台でじゅわっと焼き付けて口に運んでいく。まずはブランド牛である飛騨牛本来の味わいを堪能しつつ、塩・山葵・漆黒醤油などで“味変”を愉しんでみたい。
2棟の宿泊棟と湯小屋、離れ棟で構成される同宿は、それぞれの建物をつなぐ、中庭や路地空間も情緒あふれる仕立て。彼女と一緒に湯上がり散歩しながら、心地よい風を感じてみたい。
界 奥飛騨
開業日:9月5日(木)
所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138番地
アクセス:中部縦貫自動車道「平湯IC」より約3分
料金:31,000円~/泊(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付き)
(zlatan)