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今週の最大の注目は、共和党グリーン議員がジョンソン下院議長の解任を求める投票を要求するかだ。解任投票をいつ実施するか明言を避けているが、党内からの批判にも直面している。あれだけウクライナ支援に反対しておいて、解任投票を実施すると騒いでいたのに実施しないと口先だけになる。

共和党下院議員でジョンソン下院議長の解任投票が実施されればグリーン議員を含め3名は賛成に投じると宣言している。

数議席の差しかないため、民主党全員が解任賛成に投じれば解任は成立してしまう。民主党ジェフリーズ下院院内総務も、4月29日時点ではどうするかについては明言していない。民主党下院指導部で大半の票が動くので、ジェフリーズ下院院内総務の発表待ちとなる。

(追記) 民主党ジェフリーズ下院院内総務をはじめとした民主党下院指導部は、4月30日に声明文を発表した。共和党を非難しつつも、最終的には「グリーン議員の解任投票要求は成功しない」と発言している。おそらく、下院民主党の大半は解任投票がもし行われれば否決に投票するということだろう。