日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍で基本合意と報じられる中、ナポリとの交渉が破談に終わる可能性も伝えられている。
イタリアメディア『カルチョメルカート』は今月13日、ミランが今年2月から選手サイドとの交渉を複数回にわたり行っていたと報道。これによると、両者が年俸300万ユーロ(約4億5000万円)により合意に達したものの、今夏レアル・マドリード復帰が噂されるMFブラヒム・ディアスの去就次第とみられている。
するとイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は15日に「ナポリと鎌田の交渉に中断の可能性。代理人の要求に一致していない」とし、年俸面での合意が厳しいと指摘。ナポリは年俸の上限額を350万ユーロ(約5億2000万円)に設定しているが、選手サイドは400万ユーロ(約5億9000万円)~500万ユーロ(約7億4000万円)を要求しているとのこと。鎌田の争奪戦でナポリよりもミランの方が優位との見方を示したのだ。
鎌田の去就については、『ビルト』をはじめドイツ国内メディアが「バイエルン・ミュンヘンをのぞき、ドイツ国内クラブへの移籍には応じない」とリポート。ラ・リーガ(スペイン1部)バルセロナやアトレティコ・マドリード、ベンフィカからの関心が報じられる中、今月上旬にナポリ移籍の可能性が浮上していた。
またナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、今夏の補強計画について「アメリカ人、韓国人、日本人選手を探している」とコメント。鎌田やレアル・ソシエダ所属MF久保建英、SCフライブルク所属MF堂安律、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝をリストアップしたと報じられている。