CONFECT(コンフェクト)が、今期に打ち出すシーズンテーマは、「Unconventional life(アンコンベンショナルライフ)-型にはまらない生活のための服-」だ。
同ブランドの春夏コレクションでは、「ファッション」と「普段着」。それぞれが持つ「型」を崩す装いを追求した。
スローメイドを掲げるメンズファッションブランド
CONFECTは、スローメイドをコンセプトに掲げるメンズファッションブランド。日本のモノづくりの精神を大切に、ほとんどの商品の縫製を国内自社工場で行うなど、丁寧な生産を行う。
また、同ブランドの服は、リネン素材をはじめとする上質な天然素材を使用し、着心地や素材感にこだわり、着るほどに体に馴染んでいくという特徴をもつ。
スタンダード・シンプル・トラッド・ミリタリー・ワーク・トラッド・クラシック・モダンなど、メンズ服の普遍的な要素を根底に、染め・洗いを駆使しながら独自のバランスで融合させた服作りを展開する。
さらに、環境問題への意識も高く、2021年春夏コレクションより、新たな取り組みとして、ゴミを出さない洋服作り「UpcycleLino(アップサイクルリノ)」の発売も開始した。
シーズンテーマは、型にはまらない生活のための服
CONFECTの春夏コレクションでは、ファッションと普段着の境を越えた、日常生活に溶け込む装いを追求する。
トラッド・ワーク・ミリタリーというブランドの根幹に、古い服のディテールを継承しつつ、現代の生活環境だからこその着方や使い方が生まれるデザイン・素材使いを同ブランドならではの視点で、コレクションに落とし込んでいる。
そして、春に次ぐ、夏のコレクションでは、メンズ服の「型」として稀な、大胆な透けが生み出されたファブリックを取り入れたり、プリントやオーバーダイを駆使したりなど、新しいニュアンスの柄表現を提案する。
日常生活に溶け込む装いを提案するCONFECTの春夏コレクション。忙し日常を生きる大人たちにとって、なんとも自然なその装いに、心惹かれる人が多いことだろう。
(高野晃彰)
※価格はすべて税込