かつて明治安田生命J1リーグFC東京でプレーしていた韓国代表MFナ・サンホが、日本での失敗談を語っている。
同選手は2019年に光州FCからFC東京へ完全移籍。来日1年目の2019シーズンはJ1リーグ25試合の出場で2ゴールをあげたが、2020シーズンはリーグ戦で出番がなかった。それでも2021年にFC東京から韓国1部FCソウルへ完全移籍して以降は、本来のパフォーマンスを発揮。昨年11月にFIFAワールドカップ・カタールW杯でプレーしたほか、今季はここまでリーグ戦12試合の出場で8ゴール2アシストと、得点ランキング首位に立っている。
そんなナ・サンホは今月14日、韓国メディア『フットボリスト』のインタビューに対応。Jリーグで思ったような成績を残せなかったことについて「日本(FC東京)へ行ったときは、初めてのひとり暮らしだったから、家に引きこもっていた。独りであれこれ考えていたし、暗くて大変だったよ。だけど、日本での経験が今になって生きていると思うんだ」とコメント。
「アクティブに動くこと、一人でいても体が動かすこと、チームメイトとの関係でポジティブな部分を見せることを学んだよ。(FC東京時代のチームメイトだった)オ・ジェソク、チャン・ヒョンス、ユ・インスにはかなり助けてもらったけど、人見知りで臆病だったから克服できなかったんだ」
「今でも性格は変わっていないけど、サッカーで成功するためにはやらなければいけないことだね。海外に行った選手の話を聞くと、チームメイトと親しくなることが成功への第一歩だと彼らは言っているね。僕もFCソウルに加入してから外国人選手とコミュニケーションをとるなど、改善に努めているんだ」と、自身の成長ぶりをアピールしている。