岩田智輝 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表MF岩田智輝に対する評価がさらに高まっている。同選手はMF旗手怜央の負傷離脱により出場機会を得ているが、セルティックOBから岩田のレギュラー定着を求める声が上がっている。

 岩田は昨年、横浜F・マリノスの主力選手としてJ1優勝に貢献すると、昨年12月30日にセルティックへ移籍。2022/23シーズンのスコットランド1部リーグ戦で6試合の出場にとどまっているが、今月2日のロス・カウンティ戦では負傷離脱中の旗手にかわって移籍後初先発。好パフォーマンスを発揮してチームの勝利に大きく貢献したが、8日に行われたレンジャーズとのダービーマッチでは途中出場だった。

 岩田に対する現地メディアの称賛が相次ぐ中、セルティックOBのフランク・マカベニー氏も同選手の可能性に注目。英メディア『フットボール・インサイダー』のインタビューで「アンジェ・ポステコグルー監督による岩田の起用法ははまっていると思うが、個人的な意見として彼は本来のパフォーマンスを発揮するための準備ができているだろう」

 「彼はセルティックに多くのものをもたらすことが可能なはずだ。両足を使って様々な方向のボールを散らすことができる。(ポジショニングで)旗手怜央との違いもある。旗手が前に出て行くのに対して、岩田は中盤にとどまってカラム・マグレガーをサポートするんだ。旗手、岩田、マグレガーの中盤を見たいね」と、岩田と旗手との補完性についても語っている。

 なお英紙『デイリーレコード』は先月末、日本代表の森保一監督が4月中旬から5月上旬にかけてセルティック戦3試合を現地視察する可能性があると報道。岩田にとっては、昨年7月のE-1選手権(旧東アジアサッカー選手権)以来となる日本代表復帰にむけてのアピールの場となりそうだ。