クロダイフカセ釣りと、アオリイカ狙いエギングのどちらも大好物の筆者。春は、どちらの釣りも活発になる忙しい季節。今回は、二刀流の筆者ならではの春イカシーズン開幕を察知する方法を解説してみます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
乗っ込みクロダイと春イカ釣り
筆者にとって、春はとても忙しい季節です。乗っ込みのクロダイと、春イカ狙いのエギングが立てつづけにシーズンを迎えるため、チヌ竿を振った翌日にエギをシャクる状況も頻繁にあります。 クロダイと大型アオリイカの、2つの人気釣りターゲットを追いかけて休日も忙しくなりますが、好きな釣りとたくさん向き合える楽しい季節です。 クロダイ釣りとエギングでは、接点や共通点がないように思うかもしれません。しかし、両者の釣り方や考え方を掘り下げていくと、それぞれの釣り方や実釣中の思考に意外なほど共通点が多いのがわかってきます。エギングでキャッチしたアオリイカ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
クロダイが春イカシーズンを教える?
過去数年に渡って、春は乗っ込みのクロダイと大型アオリイカの両方を狙ってきましたが、クロダイの行動と、アオリイカシーズンの開幕タイミングの関係性に気付かされました。 つまり、クロダイを釣りながら「これは、アオリイカの接岸がはじまるのでは?」と、おおよそ予測ができるのです。 エギングとは関係無さそうなクロダイが、アオリイカシーズンの開幕を知らせてくれるおもしろい感覚になります。エギポーチ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
情報収集も大事
ほかにも、釣り仲間から教えてもらった情報や、ネットで収集した情報を活用してエギングタックルで釣行するか、それともフカセ釣りをするかを判断しています。エギングタックル(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
春イカシーズン開幕を察知する方法3選
ここからは、筆者がクロダイとアオリイカのどちらを狙うかを判断している方法を紹介します。クロダイが産卵モードに入る
多くの場合はアオリイカより、2ヶ月ほど早い時期からクロダイの乗っ込みがスタートします。乗っ込みクロダイ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
クロダイの乗っ込みが終盤を迎え、産卵モードに入った魚が多くなってきたタイミングで、大型アオリイカの接岸がはじまる場合が多いです。
産卵モードに入ったクロダイが増えてくると、一時的に釣果が少なくなるタイミングがあります。いままで釣れていたクロダイが落ち着いてきた、このタイミングでエギングを始動しています。
水温を毎日確認
春のアオリイカ狙いで、欠かせない要素が水温です。水温16℃以上が狙える目安ですが、17℃~18℃で水温が安定しはじめると、一気にアオリイカの気配が濃くなってきます。 近隣に海水温を計測している施設や機器が設置されている場合は、ネットなどを利用すると毎日の水温が確認できることが多いようです。こまめな海水温の確認は、春のアオリイカ狙いの基本であり鉄則です。イカの墨跡&釣り場での情報収集
もっとも確実なのは、イカの墨跡です。同じ時期にヒットしてくる、コウイカ(スミイカ)の墨跡も重要な手掛かりになります。コウイカ(スミイカ)(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
コウイカはアオリイカよりも低水温に強く、早い時期から釣れはじめる傾向があり、コウイカの墨跡が増えはじめたらアオリイカシーズンの開幕も近いと判断します。
また、釣り場で情報収集をしてアオリイカの釣果以外にも、コウイカやクロダイの情報をもらうことで、アオリイカシーズンが開幕しているかを推測することも可能です。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>The post 春のアオリイカ狙いエギングシーズン開幕を察知する方法3選 クロダイ乗っ込みがヒント? first appeared on TSURINEWS.