マテウス・サヴィオ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ柏レイソル所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオが、ブラジル国内クラブ在籍時の過去を振り返るとともに、欧州移籍で成功を収めるチャンスを悪しき習慣によりつぶしたことを後悔している。

 サヴィオは2015年にブラジル1部の名門CRフラメンゴでデビュー。2018年1月にはCRフラメンゴからエストリルへレンタル移籍したものの、ポルトガル1部リーグでほとんど出番を得られず、わずか半年で復帰。復帰後も出場機会が限られると、2019年にセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノへの期限付き移籍をへて柏へ加入。ただ柏では熾烈な外国人枠争いの中でアピールに成功。昨季J1リーグで32試合に出場すると、今季もここまでリーグ戦9試合の出場で1ゴール2アシストをマークしている。

 そんなサヴィオは今月、CRフラメンゴの情報を専門に扱うYouTubeチャンネル『Charla Podcast』に出演。同選手の話によると、CRフラメンゴではプロとしてのキャリアはなく、夜遊びや酒の誘惑に勝てなかったという。

 またサヴィオは「プロサッカー選手になった当初は、よく怪我していたね。結婚し、子供がいて、日本に住んでいる今の僕の考えだと、若い頃の過ごし方が違っていたらもっとプロフェッショナルになれたと思う。もっとプロ意識があれば、ヨーロッパ挑戦など別の道を歩むことができたかもしれない」とコメント。

 「あの時の過ごし方は、自分のキャリアの勉強にもなった。25歳からでも遅くはない。チャンスが過ぎ去った後にくよくよしても仕方がないからね」と未来を見据えた。

 なおサヴィオは今年1月にも、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「今は柏で本当に幸せだよ。柏で5シーズン目を迎えるけど、タイトルを取って成功したいと思っている。自分自身が進化するためにも、つねにタイトル獲得を目標にしているんだ」

 「Jリーグ優勝が僕の夢だけど、欧州移籍も否定しないね。自分にとっても柏にとっても良いことであれば、(欧州移籍を)諦めないよ。自分自身のポテンシャルは分かっているし、まだ25歳だからね」と、柏でのタイトル獲得やステップアップ移籍への意欲をのぞかせていた。