翻訳から上映イベントまで、学生が主体となって開催するオンラインイベント「WATCH 2024」が6月27日(木)~7月7日(日)の期間に開催されます。
映像翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー株式会社(以下、JVTA)と、東京外国語大学による産学共働のプロジェクトの一環として実施されるといいます。
国内外の学生約50人が参加
本イベントは、プロの映像翻訳者を育成するスクールだというJVTAが、コロナ禍でさまざまな機会を喪失した大学生を支援しようとして始めた実践型インターンシップ・プログラムの集大成です。
このインターンシッププログラムは語学や社会問題に興味を持つ学生の参加を募り、今回は国内外の学生約50人が参加。字幕制作から上映イベントの運営までを担うそうです。映画のオンライン上映だけでなく、上映作品に関連した発表や、トークセッションの開催も予定しています。
同イベントの「初の試み」として、SDGsをテーマにした日本制作のドキュメンタリー作品の英語字幕をインターン生が担当しています。
翻訳過程で作品テーマへの理解を深める
英語翻訳が行われたのは『こころの通訳者たち~What a Wonderful World~』(2021年・山田礼於監督作品)、『映画のヒカリ』(2021年・内田英恵監督作品)、『KIMONOルネッサンス』(2023年・太田信吾監督作品)の3タイトル。
『こころの通訳者たち』は耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ舞台手話通訳者のドキュメンタリーだといい、インターン生たちは翻訳作業から語学力を磨くだけではなく、「目が見えない・見えづらい人や耳が聞こえない・聞こえづらい人」への理解を深め、より良い社会を作る方法を考えたといいます。
イベント概要
「WATCH 2024 For a Sustainable Future」
上映イベント開催期間:2024年6月27日(木)~7月7日(日)
開催方式:ラーニングプラットフォーム「JVTA Online」にて視聴
映像はオンデマンド方式で配信、トークイベントはZoomでライブ配信予定
参加費:すべて無料・要事前申し込み
※申込詳細は決定次第、公式ウェブサイトで発表
主催:日本映像翻訳アカデミー株式会社
共催:東京外国語大学
<参照>
学生インターンが英語字幕をつけ、SDGsをテーマにした映画上映イベントを開催