アルビレックス新潟のオフィシャルクラブパートナー(スポンサー)である『越後天然ガス』の小出薫代表取締役社長は、今月3日開催の明治安田J1リーグ第11節サンフレッチェ広島戦を前に、新潟から広島へ完全移籍したDF新井直人に言及。一部からの心無いコメントに憤慨したほか、一部のサポーターがスポンサーへの悪質投稿に対するクラブの対応を求めている。
新井は2019年に新潟経営大学から新潟へ加入した後、セレッソ大阪、徳島ヴォルティスを経て、2022シーズン終了後に新潟へ復帰。新潟の副キャプテンとして今季開幕を迎えていたが、3月21日に広島へ電撃移籍。新潟サポーターからは驚きや戸惑いの声が挙がったほか、ネット上では「裏切り者だ」などといった批判や誹謗中傷メッセージも湧き起っていた。
古巣対戦を前に、再び新潟サポーターからの批判や誹謗中傷に晒されている新井。デンカビッグスワンスタジアムにおける古巣対戦でブーイングを受ける可能性が高いとみられる。
そんな中、小出氏は4月30日にX(旧ツイッター)で「GW。アルビvsサンフレッチェ戦と、アルビL vs INAC神戸戦を生観戦する予定ですが。。」とした上で、「新井直人と北川ひかる選手に拍手する予定です」と投稿。「ステップアップのため、葛藤した結果の移籍だったのが、よく分かるので。。」と理由を述べたが、この後に越後天然ガスに対する悪質なメッセージが見受けられたという。
この心無いメッセージに対して、小出氏は「何の恨みがあって? 会った事もないのに、SNSで。。」と切り出すと、「恐らく、新井直人選手アンチの方だと思いますが。。」と予想。
「人は自分なりの考えを持っています。なのに、相手の意見を聞かず、自分の意見こそが『正義』と思っている方々は。。この投稿が、家族・親戚の目に留まったら。。悲しむかと」「自分個人への批判はともかく、地域のために頑張っている社員と会社への批判に転嫁するのは許しません!」と怒りを爆発させた。
また新潟サポーターの間では、スポンサーに対する悪質な投稿が議論の対象に。ネット上で「新井直人が憎いからといってスポンサーに突っかかるのは違う」「これでスポンサー降りられたら、どう責任とるのか?」「こんな形でアルビの足を引っ張るな」という批判が相次いでいるほか、一部のサポーターは「クラブ公式は注意喚起すべき」などと、クラブに投稿主の特定や処分を求めている。