政党のほうから見ると、自民支持層では須藤氏がトップ、維新の金沢氏、飯山氏が続くというのだからもはや政党の体を成していない。これ以上飯山氏に票が流れやすい状況はなかったが、須藤氏、金沢氏より少なかったのは朗報といえる。
参政党は、もともと関係が深い須藤氏との競合で支持層はそちらに回った印象がある。その中では健闘した方だろうか。
無党派層では酒井・須藤・飯山・金沢・乙武各氏の順だが、須藤氏が立派と言うしかない。
島根については、津和野藩主で岩倉具視の子孫・世襲代議士で、容姿もまずまずのお嬢さまである亀井亜紀子氏が、保守層に受けがよかっただけであろう。世襲代議士が大好きな島根県人にはお似合いである。自民党は次は竹下登元首相の孫で、北川景子氏の夫であるDAIGO氏で勝負したら勝てるはずだ。
いずにせよ、これだけ綺麗な負け方だと、6月総選挙などとんでもないことだ。岸田首相に外交実績など上げてもらって、政治改革でもう一歩踏み込み、9月に米国大統領選挙をにらみつつそれに合致した新総裁を選び、米国新大統領などに支援されつつ立憲民主党をあらゆる手を使って抑えるしかないのではないか。
いっそ村山富市政権にならって山口那津男公明党代表に総理になってもらって時間稼ぎするのが本当はいちばん賢明だが、公明党のほうが受けてくれそうもない。
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提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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