江の島を目の前に眺めるホテルとして親しまれる「HOTEL AO KAMAKURA」は、今年3月に開業3周年を迎えた。

鎌倉 松原庵の料理と酒を心ゆくまで楽しめることをコンセプトに掲げる同ホテルでは、「幻の牛肉」といわれる「葉山牛」を味わうディナーコース付き宿泊プランを、5月1日(水)から販売する。

海と空の青の移ろいを眺めながら寛ぐ小さなホテル

昭和初期に建てられた古民家で、蕎麦・料理・酒を味わえる鎌倉 松原庵。同店が、料理と酒を心ゆくまで楽しみ、海と空の青の移ろいを眺めながら寛げるホテルとしてオープンしたのが、全16室の小さなホテル「HOTEL AO KAMAKURA」だ。

ホテルの場所は、江の島を目の前に眺められる鎌倉・腰越。潮風が通り抜ける中庭から、弧を描くように配された全4タイプの客室は、プライベートな時間を心地よく過ごせる空間となっている。

各客室の名称となっているのは、トーンの異なる日本の「青」の伝統色。それぞれの「青」が織りなす個性豊かな客室が、他では味わえない余白時間を生み出す。

幻の牛肉・葉山牛をメインにしたディナーコース

「HOTEL AO KAMAKURA」では、5月1日(水)~7月19日(金)の期間、「葉山牛と湘南の味覚ディナーコース」付き宿泊プランを提供する。

生産量が少ないことから「幻の牛肉」と称される「葉山牛」は、霜降りの美しさと、とろけるような甘みが特徴す。ディナーコースでは、その「葉山牛」を「一口ハンバーグ」「炙りそばがき寿司」「ステーキ」で堪能できる。

コースには「葉山牛」の他、シラス・地サザエ・三浦野菜など、湘南エリアで収穫する食材を使った料理も提供。締めは、松原庵自慢の手打ちそばが用意される。

「葉山牛と湘南の味覚コース 」は、仕入れ状況によりメニュー内容が変更になる場合があるが、その一例を紹介しよう。

コースのスタートを飾る前菜は、「葉山牛の一口照り焼きハンバーグ」「鴨ササミのたたき」「水ナスとシラスのゆずポン和え」「地元豆腐の自家製厚揚げ」「旬野菜の特製ドレッシングサラダ」の豆皿5種。

口直しの椀物は「地サザエと枝豆のしんじょう」。海辺のホテルならではの新鮮なお造りは「旬魚2種とイカ刺し わた添え」。ここで、趣向を変えるおしのぎとして「葉山牛の炙りそばがき寿司」が出る。

蒸し物の「地魚の酒蒸し 香味野菜添え」の後は、お待ちかねの強肴「葉山牛ステーキ」が登場。コースは、箸休めの「レモンとミントのシャーベット」、揚げ物の「季節の魚と野菜の天ぷら」と続き、冷温が選べる「生姜そば 」、甘味の「地卵プリン」で幕を閉じる。

また朝食には、地元で収穫される食材を中心に使用する「蕎麦屋のだし巻き玉子と湘南食材の豆皿」を用意する。

街中の喧騒を逃れ、目の前の相模湾と江の島が奏でる情景に癒されながら味わう「葉山牛と湘南の味覚コース」は、古都鎌倉の新たな滞在スタイルとなるだろう。

HOTEL AO KAMAKURA 葉山牛と湘南の味覚ディナーコース付宿泊プラン
所在地:神奈川県鎌倉市腰越3-1-7
宿泊対象期間:5月1日(水)~7月19日(金)
料金:30,500円~(税・サービス料込) ※スタンダードルーム1室2名利用時の1名料金

(高野晃彰)